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♪ロックンロール讃歌

3月も20日を過ぎてもうあと少し。一年の4分の1が早くも済んでしまうのか。
○MAPの解散騒ぎ、○ッキーと○スの極み乙女の不倫報道、清○の覚醒剤、甘○大臣の賄賂と辞任、あるいは宮○育休大臣のぶっさいくな辞職(情けないことにこの方うちの選挙区選出なんです・・・)、巨○選手の野球賭博、○しこジャパンのオリンピック予選敗退、キャスターKの経歴詐称、ハハハ、伏字にする必要ないか(笑)。
今年に入ってすでにたくさんの事件やニュースがあったけど、ま、ほとんどは正直どーでもいいことばっかりで。梅田での運転中に意識不明になる事故や先日のトンネル内での玉突き火災、トルコでのテロ、突然我が身を襲っても不思議ではない恐ろしい事故・事件もたくさんあったけど、それよりもリアルに痛切に心が痛んだのは、誤った記録を元にした高校推薦取り消しを悲観して自殺した中三の子のニュースだったんだ。同じような年頃の子を持つ親として、そして自分自身の中学時代を振り返ってみても怒りが止まらなくなってしまう。
自殺した少年の痛みと絶望をね、想像するとやりきれないよね。
思い起こせば自分自身も学校にはずいぶんと傷つけられた。
家庭訪問で開口一番「この子はほんとうに強情で手を焼いています。」みたいなことをしゃあしゃあと言い放ったロバみたいな面の三年のときの担任なんて、思い出すだけで怒りがこみ上げてくるな。
自殺した少年とその担任教師の間にそもそものところでお互いに信頼できない関係があったことは想像に難くないけれど、それは100%教師側が少年を色眼鏡で見たせいだと思う。教師としては指導のつもりなんだとは思う。でもね、親と教師以外に大人との接点のない子供にとっては、そういう言葉はとても重いんだよ。親や教師は子供にとっては絶対的な権力者なんだよ。そこ、ちゃんとわかって発言しろよな、って。
結局のところは、自分の「理想」に「そぐわない」子供を「矯正」しようとしているだけなんだよ。大事なのは、教師側の「理想」がそのままその子供にとっての「理想」ではないということだ。もちろんそうではない教師もたくさんいらっしゃることは承知の上で敢えて書くのですが、教師なんて所詮ろくに社会経験もないままの浅い人たちがほとんどなんだよ。そんな人たちになに言われたって全部を真に受けることはない、って今なら言いきれる。今なら言い切れるけど、子供の頃、それはわからなかった。

自分自身がラッキーだったと思うのは、僕にはロックンロールがあったことだ。ロックンロールが、そんなしょーもない奴らの言うこといちいち気にすることはない、好きなようにやれ、自分を信じろ、って教えてくれたから、僕はあいつらの戯言を聞き流すことができた。あれから何十年か経ったけど、僕はあんたがたの言ったようなダメ人間ではなかったよ。ちゃんと生活してるし、多少なりとも人の役に立つ仕事もしている、お前らの言ってたことなんて全部ただの脅しだったじゃないか、って言いきれる。
それは本当にありがたいことだったんだよ。

大好きなMAMORU&THE DAViESの"ロックンロール讃歌"を。

 勉強できねぇ、彼女もできねえ
 あの頃、悩んでた
 引っ込み思案で泣き虫小僧の
 あの頃、悩んでた

 ロックンロールが勇気をくれた
 ロックンロールが最高の真実

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SESSiONS / ワタナベマモル



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[C2803]

名盤さん、こんにちは。
そうですよね、大人になっていろいろ経験してから学校の先生を見ると、井の中の蛙だな、と思ってしまうことはあります。すべての教師がそうだとは思わないけど、子供たちへの「権力」を手にするとズレていくんでしょうか。学校の文化しか知らないことにもっと謙虚になっていただきたい、とは思いますね。
  • 2016-03-25 08:40
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C2801]

教師の決定的にダメなところは、子供の時からずっと学校の中が暮らしの中心だというところ。
つまり学校の文化しか知らないということなのだ。
そんな人に一体何が語れるというのだろうか?

そう思いませんか?

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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