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#私を構成する9枚

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SNS周りで流行っていた「#私を構成する9枚」。
こーゆーのは自分で選ぶのも人のを読むのも無条件に楽しいもんです。
さっそくアプリをゲットしていろいろ選んでみようとはしたのですが・・・実は早々に挫折(笑)。だって9枚って、あまりにも少なすぎるっ!
ってなことで一旦お蔵入りさせたのですが、名盤さんOkadaさんの記事に刺激を受けて、やってみました。

9枚のうち、若い頃から受けた影響度合いや聴いてきたキャリアの長さと深さから、ジョン・レノン、ストーンズ、スプリングスティーン、RC、佐野元春の5組は最初から当確でした。
問題はどのアルバムを選ぶのか、ということ。
ド真ん中はジョン・レノンの「ROCK AND ROLL」で決まり。やんちゃなロックンローラーとしてのジョンのかっこよさにはお手上げです。プラス、ロックンロール創成期のチャック・ベリーやリトル・リチャードやバディ・ホリーやプレスリーへのリスペクトも込めて。
同じくロックンロールの屋台骨として、南部のブルースへのリスペクト込みでストーンズのファースト「THE ROLLING STONES」。このアルバムからブルース/R&Bへの探求が始まったのであって、その大いなるきっかけとして最重要です。もちろん“Route66”で始まる英国盤。
RCに関してはアルバム単位では迷いに迷ったのだけれど、ズブズブとロックにのめりこんでいった中3の冬を象徴するアルバムとして「BLUE」を。
そうなると佐野元春は最初に出会った「SOMEDAY」ではおもしろくないかな、ということで、2013年の「ZOOEY」を。僕にとっての佐野さんは、若き日にロックンロールを理論的に教えてくれた兄貴であり、ロックンロールのスピリットを持ったまま大人になっていくことを体現してきた人。50歳をとうに過ぎてなおパワフルなバンド・サウンドとポジティヴな表現の高みに挑んだこの作品はめちゃくちゃかっこいいです。
スプリングスティーンは「明日なき暴走」が順当なのですが、見開きジャケットが切れてしまうのがどうも気に入らなくて(笑)、ここはひねりを入れて「青春の叫び」に。これがスプリングスティーンの最高傑作ではないけれど、いわゆる天の邪鬼です。佐野元春とは逆に、初期の、名もなく貧しい、裏通りで吠えるチンピラのようなスプリングスティーンこそが僕が好きなスプリングスティーンだったから。

というふうに5枚選ぶと、もう残り4枚しかない(泣)。
そんな中で、“自分を構成する”とまで大上段に構えるならば、単に好きなアルバム、好きなアーティストではなく、やはりそのキャリアを通じて大好きでなおかつ自分自身の共鳴要素が高い人を選ぶべきであろう、という結論に至ったわけで、その結果がポール・サイモンとポール・ウェラーなわけです。「The Best Of Simon & Garfunkel」「Modern Classics」、あえてベスト盤で。ポール・サイモンとポール・ウェラー、つまりは、頑固で理屈っぽくて偏屈。精神的には反逆的だけれど、ファッションのそれではない。つるまない。基本リベラル。シニカルだけど虚無的ではない、そういう立ち位置。ニール・ヤングほど粗野ではない、コステロほど皮肉屋ではない、ジョー・ストラマーほど激情的ではない。学究的で詩的なサイモンとシャープでファッショナブルなウェラーという違いはあるけれど、この二人は僕の中では表裏の存在なのだ。
8枚目、できれば超ビッグでも大名盤でもなくたぶん他の人がほとんど選びそうにないものをあえて選んでおきたい、という気持ちも働いてジョン・クーガー・メレンキャンプ「Uh-Huh」を。チープで粗野な演奏の中に、反骨心や負けてられるか感があふれまくっているのがたまらなくかっこいい。トム・ペティとジョニー・サンダース(どっちもハートブレイカーズだ!)も迷ったんだけど、自分要素としてはトムほどクールではなく、ジョニーほどバッド・ボーイな風雲児ではない。ジョン・クーガーくらい野暮でけんかっぱやくてすばしっこい感じが近いのかな、と。
そして最後の1枚は、逆にあっけらかんとすっとぼけていながらとてもタフでファイティングなジミー・クリフ「In Concert~The Best Of Jimmy Cliff」。ボブ・マーリーではカリスマすぎる。ジミーさんの飄々とした明るさこそが、永遠の憧れなのだ。

ってなわけでのこういう9枚。
最初はアルバムは諦めて、こーゆーのにしようと思ったんだけど(笑)。

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若い頃に衝撃を受けたセックスピストルズを選ばなかったのは、デザイン的にあのどぎつい黄色が他のものとマッチしなかったから(笑)。いや、衝撃的に刺激を受けたのは間違いないけれど、自分を構成する要素となると、あそこまでぶっ飛ばせるキャラではないと思ったから。
フーも、フェイセズも、リトルフィートもザ・バンドもヴァン・モリソンも、ジミー・リードもマーヴィン・ゲイもカーティス・メイフィールドも、パティ・スミスもテレヴィジョンもクラッシュもブルーハーツも入れられなかったけど、今思う“自分らしさ”としてはこんなところなのかな、と。あ、でも「THE仲井戸麗市BOOK」はやっぱり入れときたかったな、とかね(笑)、明日選ぶと半分くらいは違っているのかもしれませんが、まぁこういうセレクトなんてそんなもんです。3日くらい存分に楽しめた(笑)。





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コメント

[C2795]

Colさん、こんにちは。
>その人の音楽の趣味以上のものが垣間見れる
まさに、そうですねー。「好きな9枚」ではなく「構成する」がおもしろさのミソですね。
特に迷った7、8、9枚目や惜しくも次点になったものあたりに、そういうのが醸し出されている気がします。
自分の9枚も、こういう結果になるとは我ながらちょっと意外だったのですが、あらためて、あ、俺ってこうなんだ、と思ったりしました。
  • 2016-03-13 15:54
  • goldenblue
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  • 編集

[C2793] 私を構成する9枚

golden blueさん
この選択はアルバムにしろシングルにしろ悩みますねー
選んだ結果を見るとその人の音楽の趣味以上のものが垣間見れる気がして面白いです
私は日本のアーティストとレゲエを入れるかどうか散々迷ってしまいました

[C2787]

akakadさん、こんにちは。
残念ながらどの作品も聴いたことなく、なんとも言いようがありません。。。
  • 2016-03-06 15:03
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C2786]

私はこんな感じですね

Winning Days/The Vines
Aura/Asia
The Good Earth/Manfred Mann's Earth Band
Akeve/George Telek
Battlesick/The Mark of Cain
The Last Wave of Summer/Cold Chisel
フォグランプ/OGRE YOU ASSHOLE
トロイメライ/Plastic Tree
イデアの水槽/GRAPEVINE

やっぱりThe Vinesは外せません
あとAsiaはやっぱりペイン時代です
ジェフリー・ダウンズとマンフレッド・マンの鍵盤大好きです
OGRE YOU ASSHOLEのフォグランプのふわふわ感は他には代えがたいものがあります


ボスのアルバムはMagicが1番好きで佐野元春はミスター・アウトサイドって曲をよく覚えてます

[C2783]

Okadaさん、こんばんは。
僕も同じような理由でパンク系もソウル系も好きにも関わらず入らなかったです。
好きな9枚とはこーゆーところが微妙に違ってきてオモシロイですね、これ。我ながら「へぇー、こうなるのかー。」って感じ。

ジョン・クーガーは最近のは僕も全然聴いてなくって。アコースティック・ブルースやカントリーっぽいところへ行ってるみたいですね。

  • 2016-02-29 21:30
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C2782]

LA MOSCAさん、こんばんは。
うん、好きですね、こーゆー企画。やわないわけにはいかんやろ、って気分になります(笑)。
らしいチョイス、ですかね。9枚っていうのは少なすぎるからこそ、絞りに絞って、結局これが残るのか、っていうのは自分でもちょっとオドロキでしたが。

しかし、LA MOSCAさんがこのシリーズの発祥だったとは!恐れ入りました(笑)。
  • 2016-02-29 21:25
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C2781]

名盤さん、こんばんは。
ジョン・クーガー・メレンキャンプは、この9枚の中では一番悩んだやつなのですが、意外とそーゆー、悩んだ末に入れた一枚が一番真実なのかも、って気がしたりもします。
マンガ、本、映画、写真・・・構成するシリーズ、いろいろやってみたくなりますねー。
  • 2016-02-29 21:20
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C2780]

そう言えば、後になって
ビートルズやジョンを入れてなかったことに気づきました。
結局、そういうことなんでしょうね。
自分のベースになっているものが何なのか
整理する意味で、面白い企画だと思いました。

ジョン・クーガーのスケアクロウはCDが擦り切れるくらい聴いたんですが、実は一枚しかアルバムは聴いていないんです。
Apple Musicで新し目のやつ(2014年)をちらっと聴いてみたら中々いい感じだったので、今度ゆっくり聴いてみようと思います。

[C2779]

俺と同じで好きだもんね、こういうの(笑)
やらなきゃね、どうしても(笑)

goldenblueさんらしいチョイスですね~。
選ばれてるアーティストも作品も。

ちなみに俺のはこんなカンジ。
趣旨とズレてるけど9枚ってことで(笑)
でも、この時期に今の俺が完成したような気もします。

https://twitter.com/la650518/status/693778317581766657
  • 2016-02-28 21:08
  • LA MOSCA
  • URL
  • 編集

[C2778]

ジョン・クーガー・メレンキャンプ僕も大好きです。
今もiPhoneの中に入っていて、時々聴きます。
#私を構成する9枚、マンガ編もやってみました。
また覘いてみてください。
http://open-g.at.webry.info/201602/article_4.html

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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