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♪AMERICAN FOOL

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American Fool / John Couger

Hurts So Good
Jack & Diane
Hand To Hold On To
Danger List
Can You Take It
Thundering Hearts
China Girl
Close Enough
Weakest Moments

蔵出CD・初期のgoldenblue編その7。
小林克也の『ベストヒットUSA』の放送が始まったのが1981年の11月。
この番組を見るようになってから、僕の音楽世界はぐんと広がった。今までの白黒テレビがいきなりカラーになったようなね、そんな感じ。
たぶんこの番組のせいだろうね、1982年から85年くらいまでのヒットした洋楽は、たぶんほとんど漏れなく知ってる。

当時周りで一番人気があったのは、ジャーニーやフォリナーみたいなメロディー・ラインのきれいなギター系のバンドだったような印象。マドンナやシンディ・ローパー、或いはデュラン・デュランやカルチャー・クラブがブレイクする少し前。エイジアがスーパーグループとして話題になっていたり、TOTOの「Ⅳ」が馬鹿売れしたり、あ、あとはサバイバーだ。ロッキー3のテーマ“アイ・オブ・ザ・タイガー”。それからシカゴの“素直になれなくて”とか。
僕はどっちかっていうとあの手の金髪長髪のお兄さんたちはいまいち苦手で、ビリー・ジョエルやエルトン・ジョンのほうが好みだったのだけれど、そんなときにおぉーっ、これだ!と思ったのがジョン・クーガーだった。
なにしろジョン・クーガーは渋かった。あの手のバンドの連中みたいにチャラチャラしていなかった。無骨で一本筋が通った頑固者、みたいな佇まいで、絞り出すような苦味ばしった声、土臭い埃っぽいサウンド、でもビートの太さはビリー・ジョエルやエルトン・ジョンに比べて明らかにロックだった。

♪まだ幼い少年だった頃は
 どんなことだってどうでもよかった
 よくあるガキっぽい感じでさ
 今、大人になると懐かしいもんだな
 おまえみたいな女の子と一緒にさ
 おまえみたいな女の子と一緒にさ
 俺たちに何ができるのかなんて
 神様にだってわからないだろうけど
 俺とおまえでさ
 やっちゃおうぜ
 思い出せば懐かしくなるようなことを
        (Hurts So Good)

♪だって、人生は続いていくんだから
 生きることのスリルが通りすぎていったあとも
 だから、ロックしよう
 ロールしよう
 聖書の物語のように魂が救済されるまで
 できるだけ16歳のままでいるようにするんだ
 でなきゃ、すぐにフツーの大人になっちゃうからよ
        (Jack & Diane)

シンプルなビートにのってギターをガチャガチャ鳴らして、渋い喉で吠えるように歌われる、ちょっと甘酸っぱく苦味のある物語。
理屈じゃなく、しびれる。
売れ線狙いのあまっちょろいバンドとは違う、ガツンとしびれる熱さと、狂おしいまでの熱情と、その裏にある孤独や怖れがジョン・クーガーの歌にはあった。
ちょっと一匹狼的なカッコのつけかたもカッコよかった。
これこれ、こーゆーのこそがロックなんじゃないのか?!
・・・ってなことを感じたことが、確かに今の自分に確実につながっているという気がする。
このあとどんどんロックの世界にのめりこんでいって、名作といわれるレコードや、偉大なアーティストを片っ端から聴き漁っていくことになるのだけれど、このアルバムはやっぱり僕にとっては今も特別な響きがあるわけで、ちょっと迷ったときには、こーゆー場所に戻るのが一番。
自分の出発点はどこだったのか、たまには思い出しておくのも悪くはないな。




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[C2763]

mono-monoさん、こんばんは。
mono-monoさんとジョン・クーガー、ちょっと意外な気もしますが、あの当時いろんな音が流行っていた中で、他にはない孤高のかっこよさ&それでいてポップなとっつきやすさがありましたもんね。
っていうか、Y君、すごすぎ(笑)。怖いもの知らずの中学生ならではですねー。
  • 2016-02-16 23:46
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C2762]

私にとっても思い出の1枚です。
中学に入って電車通学となり、Y君という友達と通うようになったのですが、そのY君がこのレコードを教えてくれました。
カセットにとってもらったんです。
自分の洋楽の出発点もここでした。

Y君が朝のそれなりに混んでる電車の中で「Hurts So Good」を歌うんですよ。
恥ずかしかったなあ(笑)
そんな思い出もあります。

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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