ロックに魂揺すぶられ、まともな人生の階段を踏み外して早や30数年。ロック・ソウル・ブルース・ジャズ・レゲエ、全部ひっくるめて「魂のある音楽」をいつも心に。
Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。
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この秋以降の展開、いやーな感じですよね。
法案成立後もていねいに理解をすすめていくと言っていた政権は、その後この件についてはまるでなかったことのように一億総活躍だの軽減税率だの聞こえのいい言葉を並べて、裏では着々と準備をすすめてる。アベノミクスだって結局は株価と円の小手先の下支えであっていずれ必ず破綻する。憲法改正まで持ち込むまではなんとか景気がいいことにしておきたい魂胆が丸見えだし、原発だって基地だって政治改革だって結局は問題先送り。
でもね、その不満を吸収できる政党が見当たらないのも事実。ダメだこりゃ、って感じしますよね(苦笑)。
この本に書かれた2009年から2013年という時期を振り返ってみて改めて、あの政権交代というには千載一隅のチャンスであり、たった一回のラストチャンスだったのかも、なんて思ってしまいます。
考える、難しいですよね。
考えているうちに袋小路にぶちあたってしまって、そのうちだんだんどーでもいーかもって気分になりそうにもなります。
あきらめたらおしまいで、少なくとも声をあげ続けることが最悪の最悪の事態への歯止めになると思っているのですが、いつか言えない空気が蔓延するのではないか、ということを一番怖れています。会社がすでに、お上に反することを言えない空気になりつつあるので、プロセスはわかります。やつらは、思ったことを何でも言ってごらん、論議することは大切ですよ、と正論で引きずりこんだあと、その声をあげた人間を見せしめに思いっきり叩いて他の人たちを黙らせます。
政権がしらじらしく正論をぶるのが、これに似ていてとても怖い。