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♪SUNDAY MORNING PRAYER MEETING

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Sunday Morning Prayer Meeting / Mahalia Jackson

Elijah Rock (Live)
Nobody But You Lord
Lord, Don't Let Me Fail
Trouble In My Way
Down By The Riverside
Standing Here Wondering Which Way To Go
How I Got Over
I Don't Know About Tomorrow
Just Over The Hill
Joshua Fit The Battle Of Jericho (Live)
God Knows The Reason Why
That's All Right
I'm Grateful
I Found The Answer (Live)

祖母はクリスチャンだった。
いっしょに住んでいたわけではないので普段のことはよく知らないのだけれど、春休みや夏休みに遊びにいくと、いつも奥の部屋でちょこんと座って聖書を読んでいた。ときどきゆっくりと煙草をくゆらしながら。
孫だからと言ってむやみに可愛がるでもなく、むしろ末っ子だった母に対してやたらと子供扱いする感じがなんとも不思議な感じだったのを覚えている。
亡くなったのはもう30年も前のこと。
お葬式は当然のことながら仏式ではなくキリスト教式で近くの教会で行われた。穏やかな顔付きの牧師さんが穏やかにお説教を語り、その合間合間で参列者に配られた薄っぺらい讃美歌集の歌がはさみこまれる。「皆さま、それではお手元の歌集2ページをお開きください。天へ召された○○さんの魂を讃美歌で讃えましょう。」とかなんとか言ってはピアノが演奏されて厳かに合唱がはじまる。
お経とお線香のイメージしかなかったお葬式、あぁ、こういう見送り方もあるもんだな、って思った。

文章や言葉というものは基本的には1対1のコミュニケーションを基礎としていて、まぁ大勢の前でしゃべったとしても1対複数、あくまでも個人的なメッセージの発信として機能するのに対して、音楽や歌というのは複数の人の気持ちをひとつにして届けることができるものなのだな。そして、それが届く距離はとても長い。ひょっとしたらちゃんと天国まで届いているんじゃないかっていう気持ちになるくらい。
ゴスペルとは、歌で心のうちの神様と交信するための音楽。そしてその場にいる人々の心をひとつにしていくように作用する。その場にいる人ひとりひとりの心のうちに神様の姿が描き出される。そういう心の動きの中ににある種の浄化作用のようなものが生まれていく。
マヘリア・ジャクソンさんは、そんなゴスペルの歌い手の中でもとりわけ強靭で飛距離の長い歌を歌うことができる人だ。
ロマンチックなクリスマスや陽気に浮かれたクリスマスもいいけれど、こういう歌とともにひっそりと静かに過ごすクリスマスも悪くない。
心には、たまには癒しや浄化の機会が必要なのだ。



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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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