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♪...HITS

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...Hits / Phil Collins

Another Day In Paradise
True Colors
Easy Lover
You Can't Hurry Love
Two Hearts
I Wish It Would Rain Down
Against All Odds
Something Happened On The Way To Heaven
Separate Lives
Both Sides Of The Story
One More Night
Sussudio
Dance Into The Light
A Groovy Kind Of Love
In The Air Tonight
Take Me Home

80年代、ヒット曲を連発しまくったフィル・コリンズ。
当時、特に熱心に聴いたというわけでもないし、ジェネシスのドラマーとしてのフィル・コリンズにも特に興味はないのだけれど、ずらりと並んだ16曲ものヒット曲を改めて聴くとやっぱりいい曲多いのですよ。
ふつーに耳になじむ。ひっかかりも心揺さぶるような感動もないけれど、ふつーに気持ちいい。チープでスカスカの80年代的シンセに抵抗感がないのは世代のせいだろうけど。

最初に知ったのはもちろん、シュープリームスの大名曲のカバー、You Can't Hurry Love。
それから大ヒットした、フィリップ・ベイリーとのEasy Lover。
One More NightやSussudioもしょっちゅうMTVでかかっていたっけ。
大好きだったのはAgainst All Odds。
マリリン・マーティンとのデュエット、Separate Livesも好きだったなぁ。
ベタベタな盛り上がり方のバラードにくどさ、あざとさを感じないのはフィル・コリンズの飄々としたキャラのおかげか。ベイビーフェイス・プロデュースのシンディー・ローパーのカヴァー、True Colorsも、実に素朴で飄々としつつぐっと切なくてとてもいい味出してるし。
クラプトンとの共演作、I Wish It Would Rain Downも泣きのギターがいかにもクラプトンらしくていい。クラプトンといえば近作にはほとんど興味はないけれどこの時期のフィル・コリンズとのコラボのFoerver ManとかBad Loveは好きだよ。って考えると、けっこうフィル・コリンズのドラムの音や音の空間の使い方は結構好みなんだよな。

こんなのロックじゃないぜ!って言われるだろうか。うん、それは僕も同感で僕の思うロックとフィル・コリンズの音楽は違う。でも、それでいいのだ。
ポップなエンターテイナー、それも庶民に愛されるタイプの大衆芸能の看板役者。大衆に愛される円熟した落語家のような小粋な名人芸。どんな気分の時にもするっとのどに通って、噛めば噛むほど味わいのあるうどん。そんな感じだな。
なにより、フィル・コリンズの音楽を聴いていると、ココロが軽くなる。明るくなる。ほわっとあたたかくなる。
それは音楽の効能としてはとても優れた効能だと思うのだけれど。



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コメント

[C2723]

BACH BACHさん、どうもね、90年代以降のロックにはしっくり来ないのですよ。なんとなく焼き直し感というか縮小再生産感というか、それらしいっぽさというかね、それは彼らの音楽の質云々の話ではなく、自分の中での変化なのでしょうけど、なじめないんですよね。。。
  • 2015-12-08 21:38
  • goldenblue
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  • 編集

[C2722] ロックごっこバンド!

なるほど~、言いえて妙ですね(^^)。お見事です!

[C2721]

BACH BACHさん、こんにちは。
80年代って確かに浮いてますよね。90年代以降にわんさか出てくるロックごっこバンドよりはよっぽど、80年代ポップの適度なヌケ加減、生真面目さとゆるさのバランスが好きなのですが。
  • 2015-12-06 13:41
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C2720] フィル・コリンズは

80年代のあの軽妙な感じが、良い意味で凝縮したような音楽で、いいですよね。あの時代を生きた人じゃないと、この軽さのよさは理解しにくいかも知れませんね(^^)。

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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