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♪しゃきっとしない日のSweet Black Angel

金曜日 
仕事てんこ盛りで結局終電を諦め、真夜中まで仕事を片付ける。最近、これもそんなに珍しいことじゃなくなってきてしまった。ぶっちゃけ真夜中の方が仕事はよくはかどるのは間違いないのだが、なんだか虚しくもなる。

土曜日
3時間ほど仮眠。前から約束していた、土曜参観日のため、駅から学校へ直行。
父親がいない家庭も今は多いのか、父親参観とは言わないらしい。
しばらく仮眠してから、これも前からの約束の、仕事場の若者たちのバーベキューに顔を出す。
さわさわとした風にビールが心地良かったけれど、仕事場の連中の手前、どうしたってそれは仕事の付き合いでしかなく、僕の顔は最後まで仕事をしに来た表情のままだったはずだ。
夕方、帰宅後爆睡。

日曜日
妙に明け方に目が覚める。どうも熟睡した気がしないまま、だらだらしてまたお昼からうとうと。
交流戦、TVをつけたら2-0でタイガース、リード。が、すぐに追いつかれる。能見投手、いいピッチングはするけれど、ここぞというときにふがいない。中継終了直前、ホークスに逆転を許す。
昨日買ってきた、ロッキン・オン・ジャパン清志郎追悼号を読む。チャボのインタビューに涙。
自分が死んだときには、誰が僕にどんな言葉をかけてくれるのだろうか、なんてふと思った。
夜、母親から電話。父の手術の報告ついでに、たくさんの愚痴を聞かされる。
そういえば今日は満月だったと窓を開けてみたけれど、お月様は雲に霞んでぼやけていた。

月曜日
始発電車で仕事へ。新人の担当者が遅くてなかなか片付かないで、なんだかんだと結局終電までいる。
終電で、いっぱい引っ掛けてきた昔の同僚にばったり。昔話を聞かされ、少しうんざりする。
お月様、今日も少し霞んだまま。

と、まぁ、日記風に書けばこんな感じの、どうもしゃきっとしない日々が続いている。
疲れているはずなのだからさっさと眠ればいいのに、どうも眠る気もしない。

さて、こんな日に、こんな気分に似合う音楽はなんだろう?
もう少し若い頃なら、こんな気分の時は激しいロックでぶっとばしていたけれど、今じゃちょっとうるさく感じてしまう。ロックやR&Bだと元気すぎるし、ジャズも喉を通らない。もっとヘヴィでシリアスな音楽だと余計に気が滅入ってしまう。
こんなときこそブルースだ。
それも、弾き語りのシンプルで淡々とした奴。
とても古い録音の奴。
もちろん、汗臭くエネルギッシュじゃない奴。
例えば、ロバート・ナイトホーク。

Ramblin' Bob

Ramblin’ Bob/Robert Nighthawk

ナイトホークのブルースは、とても淡白だ。
奇妙に静かで、どこか陰鬱で、少し歪んだ匂いがする。
なのに、とても甘い香りがする。

I've got a sweet black angel, I likes the way she spread her wing
I've got a sweet black angel, I likes the way she spread her wing
When she spread her wings over me, I gets joy and ev'rything

If my black angel should quit me, I believe that I would die
If my black angel should quit me, I believe that I would die
If you don't love me black angel, please tell me the reason why

Ask my black angel for a nickel, and she give me a ten dollar bill
Ask my black angel for a nickel, and she give me a ten dollar bill
Told I want a small drink of liquor, and she bought me a whiskey still
(Sweet Black Angel)

I've got a sweet lovin woman,She lives up on that hill.
I've got a sweet lovin woman,She lives up on that hill.
You know that fool tried to quit me,But, man I love her still.

Yes, there's one thing about you women,That I can't understand.
Yes, there's one thing about you women,That I can't understand.
You cook corn bread for your husband,And biscuits for your man.
That's just like a woman alright.

Yes, goodbye darlin,Oh, yes I'm goin away.
Yes, goodbye darlin,Oh, yes I'm goin away.
I may be back to see you darlin,On some dark and rainy day.
(My Sweet Lovin' Woman)


わかるだろうか、何かが過剰であるが故に、そしてその過剰さを自らの内に抑えこもうとする生真面目さを持ち合わせているが故に、それでもこぼれでてくる感情。
狂気と呼ぶにはとても穏やかな、けれど確実にどこか歪んだ感情。
若い頃にはピンと来なかったこんな感情が、最近妙に親しく感じてしまうのだ。
老けたとか、大人になったとかとはまた少し違う、ただ大人だからこそ抱えてしまわざるを得ない感情。
きっともうこれからもずっと、こんな感情は僕にのっぺりと貼りついたままなのだろう。
そんなことを思うのは、やはり疲れているせいなのだろうか。


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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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