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♪Paris11.13

「テロリストに屈してはいけない。私たちは、テロを恐れずに日常生活を続けるべきだ。」
インタビューでパリ市民がそんな風に語っていた。
翌日、ISの拠点とされるラッカで空爆が実施された。
そのとき、地上でどんなことが起きていたか、どれくらいの血が流れたのか、その状況は報道されない。
テロという卑劣な暴力がもちろん許されるはずはない。
しかし、ならば、空爆は許される行為なのか。
「暴力では何も変えることはできない、ということを彼らに見せつけなくてはいけない。」
とそのパリ市民は続けた。
その言葉が真実なのならば、空爆でも何も変えることなどできないのではないのか?
新たな憎しみの連鎖を作り、新たなテロリストを生み出すだけではないのか?

51knr+qWT4L.jpg
Trampin' / Patti Smith

Yesterday I saw you standing there
With your hand against the pane
Looking out the window at the rain
And I wanted to tell you that your tears were not in vain
But I guess we both knew we'd never be the same
Never be the same

Why must we hide all these feelings inside?
Lions and lambs shall abide
Maybe one day we'll be strong enough to build it back again
Build the peaceable kingdom back again
    (Peaceable Kingdom


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コメント

[C2713]

うん、そうやね。
いまやロック界のマザー・テレサ、みたいな存在感ですからね。
  • 2015-11-22 11:31
  • goldenblue
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  • 編集

[C2711]

とても好きな曲です。
パティは俺にとって、こういうことを唄っても全然、違和感を感じない数少ない一人です。

[C2704]

櫟コナラさん、こんばんは。
テロなんかで命を落としたくない、身近な人を失ったり傷つけられたりしたくない。そんなことがあればそれは一生怨み続けるでしょう。やった相手に復讐したくもなるでしょう。
でも、爆弾落とされたりして命を落としたくないし、身近な人を失ったり傷つけられたりしたくないのも同じ。だから爆弾を落とす側にもなりたくない。
普通に当たり前のことのように思うのですが。
  • 2015-11-17 23:41
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C2703]

わたしもそう思います。
  • 2015-11-17 18:08
  • 櫟コナラ
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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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