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♪GLADYS KNIGHT &THE PIPS ULTIMATE COLLECTION

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Ultimate Collection / Gladys Knight & The Pips

I Heard It Through The Grapevine
The End Of Our Road
Everybody Needs Love
Take Me In Your Arms And Love Me
It Should Have Been Me
I Wish It Would Rain
Every Little Bit Hurts
Didn't You Know (You'd Have To Cry Sometime)
Just Walk In My Shoes
The Nitty Gritty
Friendship Train
You Need Love Like I Do (Don't You?)
If I Were Your Woman
I Don't Want To Do Wrong
Here I Am Again
Make Me The Woman That You Go Home To
Help Me Make It Through The Night
Neither One Of Us (Wants To Be The First To Say Goodbye)
Daddy Could Swear, I Declare
All I Need Is Time
Between Her Goodbye And My Hello
It's Time To Go Now

ベスト盤しか所有していない手前、MyVintageには選ばなかったのですが、ソウルフルな女性ヴォーカリストの中ではグラディス・ナイトさんは一等賞に好きな人。
ダイアナ・ロスよりもティナ・ターナーよりもアレサ・フランクリンよりも好き。チャカ・カーンの次くらいに好き。
なんていうかね、懐が深いんですよ。
泥臭い“I Heard It Through The Grapevine”や、キュートでポップな“Take Me In Your Arms And Love Me”、ファンキーな“The Nitty Gritty”や“Friendship Train”ももちろんかっこいいんだけど、特に大好きなのは70年代初頭に立て続けにヒットを放った一連のオトナのバラード・・・“If I Were Your Woman”“I Don't Want To Do Wrong”“Here I Am Again” “Help Me Make It Through The Night”“Neither One Of Us ”といった数多の名曲群だ。
ひっそりと物静かに入って、感情の高まりとともにドラマチックにグイグイグイと盛り上がっていくベタなバラード、これがもう、グッと来る。
泣きのツボを心得たグラディスのヴォーカル。とめどなく溢れてくるような感情表現。コーラス隊と美しすぎる弦楽団がそれに輪をかけてくさいくらいに、さりとてあざとくならないような絶妙の頃合いで昂ぶらせていく。もー、せつなさに胸かきむしられるようなね、くどいくらいのソウルフルさがたまらんのです。
悲しいときには思いっきり泣けばいいんだよ、って諭されているみたいでね。

正直、オトナになっちゃうとなかなか泣けない。
我慢した感情の澱がだんだんと淀んで、心の底で腐っていってしまう。
今日もいろいろ差し迫った状況があって、無茶なスケジュールでいろいろ仕事が山ほど増えることになって、正直やってられっかーボケーッ、って気分なのですが、クライアントである現場には下手に出るしかないのであって、 「はーい、承知しましたー。こんな感じでよろしかったでしょうかぁー。」なんてね。あほくさ。
こーゆーのはココロにもカラダにもよくないことだ。
そーゆーときは泣きましょう、思いっきり。
グラディス・ナイトがそんなとき、ちゃんと寄り添ってくれる。
だから、明日も元気にやっていける。そーゆーもんですよね。



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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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