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♪KING CAKE PARTY

king-cake-front.jpg
King Cake Party / Doug Legacy

King Cake
Zydeco Shoes
Cakewalk Into Town
Crime Don't Pay
Evil
He Hates His Threads
Sweet Cajun Baby
Closin' Time
Cakewalk
Smoky Places
No Self Control
Ya Ya

こりゃ楽しい音楽だね。え、なんて音楽だって?ザディコ?ザディコねぇ、ふーん、聞いたこともない言葉だねぇ。サシコさんなら知ってるけど、AKBの。え、指原さんはAKBではなくHKT?うーん、なんだかよくわかんねえけど、ま、サシコは置いといてだねぇ、なんつーんだっけ?ザディコ?
はぁ、アメリカ南部の、ほぉ、ルイジアナの。
ルイジアナってのはあれだってね、元々フランスの植民地だったらしいからね、ルイ16世だったっけね、フランス革命で処刑された。あのルイ王朝の土地だからルイジアナってくらいのもんで。同じアメリカ南部っていったってずいぶんと文化的な背景ってもんが違うらしいね、そう、同じフランスの植民地だったハイチあたりからもずいぶんと移民がいてヴードゥーの怪しげなしきたりを持ち込んだりね。よく知ってますね、ってかい?そりゃぁご近所から伊達に物知りのご隠居だって呼ばれちゃいませんよ。馬鹿にしちゃいけねえや。
で、なんだ、そのダグなんとかって野郎は。
このレコードでアコーディオン弾いて歌ってるのがそうかい。
けっこういい声してんじゃないか。なかなかおおらかで芯の太い声だ。レイ・チャールズとか大好きなんだろうね、って感じの歌唱法、あたしはけっこう好きですよ、ええ。おおらかでのどかで、なかなか南部っぽいね。やっぱり、こう、楽しいのがいいやね。湿っぽいのはいけねえや、湿ってていいのはウェットティッシュと女のあそこくらいだってねぇ、隣のおじさんがよく言ってたもんですよ、ええ。
まぁしかしご機嫌だね、こりゃ。ちょっとお前さん、ビールもう一本抜いておくれよ。こうご機嫌だとビールが旨えや。
ゲストもすごいんだってかい?ほぉ、ライ・クーダーにデヴィッド・リンドレー、ジム・ケルトナーにフリーボさんと来たかい。そりゃ泥臭いはずだわ。うーん、どおりで。そんな凄腕ミュージシャンがこぞって参加してくれるなんて、そのダグさんってのはけっこういい奴なんだろうね。ふーん、ロッド・スチュワートやトッド・ラングレン、ジャクソン・ブラウンやライ・クーダーのアルバムやライヴで弾いてたってのかい。で、自分のアルバムを初めてレコーディングしたのは35を過ぎてから。そりゃ苦労人だねぇ。いやね、芸人にとって下積みってのは大事なことなんだよ、わかってんのかい、お前さん。下積み時代の苦労があるからこそ、人の辛さや苦しみがわかるし、辛さや苦しみがわかってはじめて本当の幸せや楽しみがわかる。そういう人情ってぇのが芸に出てくるもんなんだよ。この人の、ただのばか騒ぎなパーティー野郎ではないおおらかさや楽しさね、その奥行きの深い味わいみたいなものはまさにそれだね。
まさにレジェンド、いや、レジェンドじゃなくてレガシーかい。
ハハハ、グダグダやってねえで小便でもして寝るとするかね。
ダグさんなだけに、グダグダしてないってね。

おあとがレガシーようで。
いや、おあとがよろしいようで。



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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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