フュージョン寄りのファンキーでクールな音で始まるLotta Love、このクールさはとてもニール・ヤングの作品とは思えない(笑)。間奏のフルートや、途中から入ってくるホーンや女性コーラスやストリングスがいいんだな。ゴージャスなアレンジなのに全然ゴテり感がないのが素敵。 2曲目、Rhumba Girlではぐいっとシャウトも交えながらファンキーなバックの上を自由に踊り、3曲目は一転、クールなエレピがいい感じのYou Send Me。これがもう、とっても心地よい。 4曲目はまたがらりと雰囲気を変えた軽快なロックナンバーのCan't Get Away From You。クレジットでは「?」と記されているエレキ・ギターは実はエディ・ヴァン・ヘイレンだったというのは有名になった話で、続く5曲目はしっとりとアコギとパン・フルートが綺麗なMexican Devoce。 B面に移ってBaby,Don't Do It。元歌はマーヴィン・ゲイらしいけど、ザ・バンド~リトル・フィート~ドゥービー・ブラザースを思い起こさせるようなぶりぶりのファンキーさからかっこよく始まって、パーカッションがクールなGive A Little、アコースティックでフォーキ―なAngels Rejoiced、ぎゅっとセンチメンタルなFrench Waltz、カントリーっぽさ全開のCome Early Mornig、そして壮麗なバラードのLast In Love、とこれまた名曲・名演のオン・パレード。
It's gonna take a lotta love to change the way things are It's gonna take a lotta love or we won't get too far たくさんの愛が必要なのよ、物事を変えていくためには たくさんの愛が必要なのよ、でなけりゃずっと遠くへなんてたどりつけないわ (Lotta Love)
Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。 “日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。 自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。
個人的な思い出のある音楽は思い入れも深いですね。
ニコレットさん、若くしてお亡くなりになったのは残念な限りです。
年を重ねたときに、若い頃とは違う魅力的な歌を歌われたでしょうね。