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正念場の9月

阪神タイガース。今日の試合を終えて118試合を消化、70勝44敗4分、勝率.614。2位カープが負けたので、ゲーム差は6.5、再びマジック18が点灯した。*いやぁー、今日はヒヤヒヤしたねぇ。前半から効率よく加点して3回までに3-0、先発村上頌樹が7回を92球3安打で抑えて、さらに8回表には森下の今日2本目のホームランで4-0と完全な勝ち試合の8回裏。リリーフで出た岩貞が7番長岡の出塁を許し、次打者代打青木がエラーでチャンスが広が...

Cut The Cake/Average White Band

60年代〜90年代のソウル/R&Bをピックアップして時代を追ってその変遷をフォローしているこのシリーズ、いわゆる広義のブラック・ミュージックと範囲を広げて、ジャズやブルースからもR&B的と思うものも取り上げていますが、基本は皆、黒人アーティストだ。ローリング・ストーンズの例を挙げるまでもなく、ブルースやR&Bは白人たちの間でも深く浸透し、白人によるソウルな作品もたくさん生まれている中で黒人アーティストだけを取り...

Man-Child/Harbie Hancock

ハービー・ハンコックには“Cameleon”という代表曲があるけれど、実際カメレオンのようにいろんな色に七変化するのがこの人の魅力。初めてハービー・ハンコックの名を知ったのはビル・ラズウェルと組んだ83年の“Rock It”で、その時はジャズの大家であることなどまったく知らなかったのだけど。マイルス・デイヴィス・クインテットに在籍しクールなピアノを弾いていた60年代、ホーンセクションを加えたセクステットでクラシカルで気...

Family Reunion/O'jays

O'Jaysの“Unity”。いい曲だなぁ。ノリノリのディスコ・ビート。入れ替わるリード・ヴォーカルと、そのすき間を埋めるコーラス。合いの手のようにあおるホーンセクションとストリングス。後半、転調しての盛り上がり。あんまりよくは知らないけど、モーニング娘。やAKB48の曲でまんまこんな感じのがあったような。いや、パクってるとか揶揄したいのではなく、こんなふうにハッピーにファンキーに盛り上がっていくキラーチューンって...

Songs In The Key Of Life/Stevie Wonder

70年代、天才的な発想力と表現力で革新的な仕事をすすめたスティーヴィー・ワンダー。『Talking Book』『Innervisions』『Fullfillingness' First Finale』の3部作はいずれも革新的で見事な完成度のアルバムなんだけど、さらにそれらの世界観を押し広げた黄金期の集大成的なこのアルバムが1976年の『Songs In The Key Of Life』だ。2枚組LP+EP1枚に21曲が収められた大作で、ファンクとR&Bを中心にしつつも、ジャズ・フュージョン...

18年ぶり

9月に入って負けなしの11連勝で、あれよあれよという間にマジックを減らし、ついに。いやぁ、まさかこんなに早い時期に優勝が決まるとは思ってなかった。心の準備ができていなかった。*江夏と田淵がいた時代の小学生の頃から普通にタイガースを応援してるけど、初めて優勝を経験したのは1985年。大学1回生のときだった。正直、バイトばっかりしててほとんど試合は観ていなかったんだけど、バース・掛布・岡田のクリーンアップがば...

Silk Degrees/Boz Scaggs

ボズ・スキャッグスといえば、70年代後半に一世を風靡したA.O.Rの代表的アーティスト。A.O.RっていうのはAdult Oriented Rock、いわゆる大人志向のロックってことなんだけど、鳴っている音はロックというよりはリズム&ブルースの進化系だと思う。ブルー・アイド・ソウルなんていう言い方もあるけど、肌の色や目の色で区別するのではなく音で判断するなら、このレコードをソウル/R&Bの名盤と呼んでなんの差し支えもないはずだ。か...

Chaka/Chaka Khan

いわゆるディーヴァと称される女性ヴォーカリストは数多くいるけれど、僕が思う最強ディーヴァはチャカ・カーンだ。この方の、張りと艶のある伸びやかで天真爛漫な歌声には、いつ聴いても白旗です。豪快にして繊細、大技から小技まで、アッパーからメロウまで、ファンクからブルースまで、ほんと気持ちいいほど決まっていて、しかもどんな歌を歌ってもいつも余裕綽々。しみったれた講釈なんぞ一切しない。歌そのもの、歌の表現力や...

I Am/Earth,Wind & Fire

1979年、僕は中学1年生だった。まだ自発的に音楽を聴くということはなかったけれど、テレビで流れている歌謡曲とは違う音楽があって、どうやらそういうものを愛好することはヤングジェネレーションとしては必須なのだろうということは薄々感じていた。ツイストやゴダイゴ、或いは八神純子や久保田早紀なんかがヒットチャートでも上位に進出していて、確かに歌謡曲とは違うアーティスティックな姿勢には惹かれたもののファンになる...

Triumph/The Jacksons

ソウル/R&Bの変遷を年代順に追っていく中ではマイケル・ジャクソンの存在は欠かせないのだけれど、実はマイケルに関してはほとんどちゃんと聴いてなくて。もちろん『Thriller』は、積極的に聴こうと思わなくても勝手に耳には入ってきていたし、『Bad』にしてもそうなんだけど・・・正直ソウル/R&Bを感じるかというとクエスチョンではある。もちろん両アルバムとも“ソウル/R&B”から脱却して、ロックでもソウルでもないKing Of Popを...

music for moonlight

暑さ寒さも彼岸まで、とは言うものの、今年の残暑は厳しかったなぁ。今や9月は夏。このまま永遠に30℃越えが続いて日本から四季がなくなって暑期と寒期しかなくなってしまうんじゃないだろうかという気さえしてしまうくらいだったけれど、ようやくちょっと過ごしやすい気温に落ち着いてきたかな。まだまだ例年よりは暑いけど、少なくとも朝晩はだいぶましになってきた。クーラーを切って窓を開ければ、ひんやりした夜風が吹き込んで...

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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