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Bloodshot / J Geils Band

golden(以下g):「ここまでずっとイギリスものばっかり選んでしまったから、次はアメリカで行きましょう。」blue(以下b):「あ、ほんまやな。考えてへんかったわ。」g:「70年代前半のアメリカン・ロックといえばグランド・ファンク・レイルロード?」b:「なんでやねん。ザ・バンドかリトル・フィートで決まりやろ。」g:「C.C.Rも大好きだよね。」b:「ザ・バンドやったらやっぱり『Music Fron Big Pink』か『The Band』、いや『Stage ...

November Afternoon

11月。今年は寒くなるのが早いなぁ、なんて思って早めにコタツを引っ張り出してきたら、お昼間はけっこうなポカポカ陽気で過ごしやすい。寒いのは好きじゃないのであったかいのは大歓迎ではあるのだけれどちょっと拍子抜けした気分。コートもニットの帽子も用意したけれど、まだ数日は出番がなさそうだ。そんな秋の日の午後にのんびりした気分で聴いていたのは、アート・ファーマーとベニー・ゴルソンの双頭バンドJAZZTETのライヴ...

There Goes Rhymin' Simon / Paul Simon

golden(以下g):「70年代前半っていうのはハードロックやプログレ以外にも、いわゆるシンガーソングライターがたくさんヒットを飛ばしました。」blue(以下b):「ベトナム反戦運動の高まりや、ヒッピーやサイケデリックのムーヴメントに疲れてシンプルなものへ回帰していった、みたいなことが言われるな。」g:「ニール・ヤング、ジョニ・ミッチェル、キャロル・キング、ジェームス・テイラー、カーリー・サイモン、ジャクソン・ブラウ...

On The Beach / Neil Young

blue(以下b):「お約束通り今回はニール・ヤングで。」golden(以下g):「オッケー。」b:「・・・なんやけどな、よー見たら、選んだ20枚はおろか、次点20枚の中にもニール・ヤング入ってへんやないかーい。」g:「あらら、ほんとだねぇ。」b:「どーゆーこっちゃ。」g:「確かね、Spotifyでいろいろ聴きながら選んでたから、忘れてたね(笑)、ニール・ヤングはサブスクアウトだから。」b:「そんな理由かよっ!」g:「まぁ、好きなアルバ...

Who Knows Where The Time Goes?

朝の空を渡り鳥たちがゆく彼らはどうやって渡るべき時を知るのかしら冬の炎の前に私たちはまだ夢見ている時を数えたりはしないねぇ、過ぎた時間はどこへ行くのかしら人のいない悲しい浜辺友達は気まぐれに去っていくあぁ、そろそろ行くべき時ねけど、まだ私はここにいる立ち去るつもりはないの時を数えたりはしないわねぇ、過ぎた時間はどこへ行くのかしら私は独りじゃない私の愛がそばにある限りもうすぐ行かなきゃ、それはわかっ...

A Foggy Day

僕の住んでいる町のすぐ近くに、だだっ広い田んぼがある。昭和になった頃に干拓され広い農地になったものの、元々は4km四方に亘る広い池があったそうで、太閤秀吉は城からその池に映る月を愛でたのだそうだ。ここは今も低湿地帯でかつ川の氾濫による洪水のリスクもあるそうで宅地開発されず広い農地のまま。低湿地帯ということで、季節の変わり目にはよく霧が出る。ジャズの名曲、“A Foggy Day”。フランク・シナトラやエラ・フィ...

Rock And Roll / John Lennon

golden(以下g):「ジョンの『Rock and Roll』、最高にかっこいいレコードだね。」blue(以下b):「ビートルズのセンター、天才芸術家、愛と平和の運動家、いろんな側面を持つジョンだけど、やっぱりロックンローラーとしてのジョンが一番かっこええな。」g:「アルバムの曲そのものはオールドスタイルだし演奏ももっさりとしてるけど、ジョンの存在そのものがかっこいいんだよね。」b:「♪ウェーーール、とか♪アウッ!みたいなちょっと...

Malpractice / Dr.Feelgood

golden(以下g):「60年代〜90年代のロック・アルバムについての雑談シリーズ、古い順にずっとしゃべってきて、ちょうど1975年にDr.Feelgoodについて語ろうとしていたところでウィルコ・ジョンソンが亡くなっちゃったんだけど。。。」blue(以下b):「とうとうくたばってしまったか・・・。」g:「一度すい臓癌で余命一年だと宣告され、その後摘出手術で克服したと聞いてたんだけど。」b:「まぁロックンローラーで75才は大往生やで。」g...

Country Comfort

もうすぐ松が至るところで実を落とすだろう子供たちがそれを我先にと拾い集める6時9分発の汽車が川を渡る頃助祭司のリーは来週の説話の準備をしている昨日は商店街で祖母に会った84才の割には元気で何よりだ納屋をそのうち補修してほしいと頼まれた農場を運営する人手がなくて困っているようだ骨身に滲みる古き良き田舎の風情聴いたことのない甘いメロディーのような古き良き時代のあの感覚がトラックに揺られて故郷に戻ってゆく(...

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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