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The Everly BrothersとCliff Richard ロックのゆりかご(32)

ロックの歴史をひもといた本やブログ記事を読んで、あるいは数多あるジャズ本でもブルース本でも同じなんだけど、いつも残念だなぁ、と思うのは、どこかカテゴリー縦割り感があってカテゴリー外のものをことごとく無視してしまう傾向があることだ。特にロック史で大抵なかったことにされてしまうのは、エルヴィス徴兵/リトル・リチャード引退/バディ・ホリー死亡などでロックンロールの初期ブームが一度過ぎたあとの時期。ビート...

Buddy Holly ロックのゆりかご(33)

1959年2月3日。こんなニュースが報道された。「アイオワ州クレアレイクでチャーター機の墜落事故が発生。パイロットを含む乗員4名が全員死亡。乗客は全国トップクラスのロックンロール・スター、リッチー・バレンス、J.P(ザ・ビッグ・ボッパー)リチャードソン、バディ・ホリーの3名。」1956年にデビューしヒット曲を連発していた若き才能は、一瞬にして失われてしまった。後にこの事件は「ロックが死んだ日」と歌われたけれど、...

ロックのゆりかご Before and Around of Rock’n’Roll あとがき

ロックのゆりかごBefore and Around of Rock’n’Rollまえがき 序 1 プレスリーの衝撃 第1部 2 カントリーブルース 3 ジャズのはじまり 4  デルタブルース 5 ジャグバンド 6 クラシックブルース 7 ヒルビリーミュージック 8 人間ジュークボックス 9 シティブルース 10 リズム&ブルースのはじまり 11 歌って踊れるエンターテイナー 12 100年の集大成 13 ホーボーソング 14 モダンブルース 15 ジャンプブルー...

Moon River

今夜は中秋の名月。秋らしい涼し気な風の夜。とても広いムーン・リバーいつの日か堂々と渡るんだ昔からの夢を紡いでは心砕かれてきたでもたとえどんなであれきみの道を行こうふたつの漂流者たちもはや世界から目をそらしてこんなにも世界は見るべきものにあふれているのにいつも同じ虹を追いかけて狂おしいほどに待ち続けているMy huckleberry friend,Moon Riverand me(Moon River)ジョニー・マーサー作詞・ヘンリー・マンシーニ...

颱風

夜はわりと涼し気な風もそよぎ、虫の音もすっかり秋の風情だけれど、昼間はまだまだ残暑が厳しい。湿気が高く蒸し蒸しするのは台風の影響もあるんだろうね。9月は台風の季節。温暖化の影響でやたらと凶悪化している近頃の台風。何年前だったか、近所の川が溢れてうちのマンションも一階は浸水したことがあったのはこの時期だった。駅前の地下通路は完全に水没した。この国に暮らしている以上、ある程度想定しておくしかないのだろ...

Stormbringer

台風14号が日本列島に接近中とのことで、もう一曲、台風ソングを。デヴィッド・カヴァーデイル&グレン・ヒューズ時代のディープ・パープルの名曲「Stormbringer」。直訳すれば「嵐を呼ぶ男」だな。どこからともなく現れる雨のようにぶっ飛ばす踊れ、嵐を呼ぶ男あいつがやってくる黒い雲を集め雷鳴を呼び起こす日常を破壊し逃げ場所さえもうない虹にまたがり空を割り嵐を呼ぶ男がやってくる逃げろ死はすぐそこに嵐を呼ぶ男がやって...

Jumpin' Jack Flash

大型で非常に勢力の強い台風が日本列島を横断中。建物が倒壊するような暴風や、記録的な大雨、高潮などによる被害が懸念され、厳重な警戒が必要です、とのこと、九州や四国はすでにえらいことになってるのかしら。2018年の台風で、近所の工事現場の足場が倒壊したり、屋根のシートが飛びまくったり、配送のトラックが横風で横転するなどの被害があったのが記憶にありますが、今回はそれを上回るくらい級の勢力とのことらしい。*古...

残り5試合

golden(以下g):「ゆうべの岩崎続投、どう思います?」blue(以下b):「矢野野球の真骨頂やったな。状態見極めず、選手丸投げ玉砕。」g:「僕は、最後まで自分が信用したクローザーに任せきりたいという気持ちもわかるんだよね。」b:「あほか、少なくとも同点にされた時点では代えるべきやろ。誰もおらんならともかく、湯浅がおったのに。」g:「延長線を見越したとか?」b:「いや、まず勝ちにいけや、って。」g:「ゆうべはどうしても負...

September Gurls

九月の歌、というのはなぜだかたくさんある。アース・ウィンド&ファイヤーの“September”に竹内まりやの“September”、太田裕美の“九月の雨”、クルト・ワイルのオペラの名曲“September Song”、、、などなど名曲だらけなんですよね。隣り合うAugustやOctoberにこれといった曲がないのに、Septemberだけはやたら豊富なのはなぜなんだろうか。季節の変わりめとして歌にしやすい?セプテンバーというゴロとリズム感がメロディーに乗せや...

September Blue

9月も後半、お彼岸を過ぎると気候もすっかり秋らしくなる。空が青くても、気温が少し高くても、やはり夏の空や夏の暑さとは何かが違う。夏の残り香も消えたそんな休日には、しみじみとしたセプテンバー・ソングを。クリス・レアの“September Blue”。月曜日には頭がくらくらするお日様の光はきみの瞳にどれだけきみは笑い明日を呪っただろう今、彼はきみの隣に立ちきみは真夜中に星に触れる世界中が叫んでるハロー喉が締まり重くな...

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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