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春うらら

エイプリルフールな君とぼくなかなか本当が言えない愛してるなんてそっとささやくとなんだか疑りたくなるのさうららうらら春うらら(春うらら/RCサクセション)85年の4月に「すべてはALRIGHT(YA BABY)」のシングルのB面として発表されたこの「春うらら」。一聴して、初期作品のボツ曲を焼き直したものだということがわかる。“欲しいものすべて叶えられても/幸福だとは限らない/欲しいものすべて叶えられても/君がいなけりゃみんな...

Dizzy Gillespie ロックのゆりかご(16)

ディジー・ガレスピー(本名John Birks Gillespie、1917年10月21日 - 1993年1月6日)は、サウスカロライナ州チーロー出身のジャズミュージシャン。トランペット奏者でバンドリーダー、作曲家。アルト・サックス奏者のチャーリー・パーカーと共に、モダン・ジャズの原型となるスタイル「ビバップ」を築いた功労者の一人としてジャズの歴史上で讃えられている。...

Illinois Jacquet ロックのゆりかご(17)

イリノイ・ジャケー(Illinois Jacquet、1922年10月31日ー2004年7月22日)、ルイジアナ州ブルーサードで生まれ、テキサス州のヒューストンで育った。ライオネル・ハンプトン楽団在籍中の41年にヒット曲“フライング・ホーム”で聴かせたR&Bスタイルのソロで一躍人気者になり、豪快にブロウするそのテナー・スタイルは「テキサス・テナー」と称された。その後、キャブ・キャロウェイ楽団やカウント・ベイシー楽団でも活躍。着火されたら...

Hank Williams ロックのゆりかご(18)

ハンク・ウィリアムズ(本名Hiram King Williams、1923年9月17日 - 1953年1月1日)はアラバマ州マウントオリーヴ生まれのシンガーソングライター。カントリー音楽の歴史において最も重要な人物のひとりと見なされている。1947年から、29歳で亡くなった1953年までの短い間に、ビルボードのカントリー&ウェスタン・チャートにおいて、1位になった11枚を含め、トップ10入りした35枚のシングル盤を録音した。...

Sometimes it Snow in April

トレイシーは長い戦の後に死んだ彼の最後の涙を拭いてすぐ幾分はましな人生だったはず少なくとも生き残った多くの馬鹿どもよりはトレイシーを想って泣いてしまったことがよくあっただって彼はたった一人のともだちだったからいろんなことが傍らを通りすぎていく中で彼は特別だったもう一度彼に会いたいと泣いたけど人生はいつも思うようにはならないもの4月に雪が降ることもあるときどき僕はとても落ち込むときどき人生が決して終...

朧月夜

 菜の花畠に 入日薄れ 見渡す山の端 霞深し 春風そよ吹く 空を見れば 夕月かかりて にほひ淡し 里わの火影も 森の色も 田中の小路を たどる人も 蛙のなく音も 鐘の音も さながら霞める朧月夜作詞高野辰之、作曲岡野貞一。1914年(大正3年)「尋常小学唱歌 第六学年用」に初出の文部省唱歌。ぼおっとした気分で過ごしたい春の宵。こういう歌が心地よいですね。冒頭、夕暮れ時の菜の花畑の風景が描かれる。黄色の花が...

丘を越えて

四月も半ばを過ぎれば連日ウララカな陽気。仕事だらけのコテコテの日々にも、空を見上げればなんとなく素っ頓狂に陽気な気分になったりもします。車に乗る機会がめっきり減って、たまーに乗るときもなんとなく運転が疲れるようになってきて、ついに車を手放してしまいました。代わりに散歩したり自転車をこいだりする機会が増えたのだけど、スピード感が変わると体のリズムも少し変わる。こういう春らしい日に体が求めるスピード感...

ぐるりのこと

主義も思想も価値観も違う相手に、文字通りの水際でどう対処するか。当事者には当事者のいかんともしがたい歴史と事情がある。それはそれでそれぞれの物語だ。利害がぶつかる。まったく理不尽に思える攻撃が加えられる。それでも、結局はこちらに相手の、または相手にこちらの、物語の、胸を開いて分かろうとする姿勢のあるなしが交渉の鍵を握る。本当のかけひきはそこから始まる。相手にも歩み寄ってもらわなければならない。そう...

Sister Rosetta Tharpe ロックのゆりかご(19)

シスター・ロゼッタ・サープ(Sister Rosetta Tharpe、1915年3月20日-1973年10月5日)はアーカンソー州コットンプラント出身のソングライター、ギタリスト。1930〜40年代にかけてゴスペルと、ジャズやブルースなど大衆音楽をかけ合わせた演奏で人気を博した。スピリチュアルな歌詞をリズミカルな伴奏にのせた演奏が特徴的で、宗教と世俗的な境界をまたいで演奏活動を続け、スピリチュアル音楽をメインストリームへと押し上げた。...

The Ravens ロックのゆりかご(20)

The Ravensは、1946年にジミー・リックス(James Thomas Ricks, 1924年8月6日 – July 2, 1974年7月2日)とウォーレン・サトルズ(Warren "Birdland" Suttles、1925年2月20日 –2009年7月24日)らにによって結成されたヴォーカル・グループ。その時代で最も成功し、最も影響力のあるボーカル・カルテットの1つであり、1940年代後半から1950年代初頭にかけてR&Bチャートでヒットを連発した。...

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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