銀色。鈍く光るその光沢は、キラリというよりはギラリという質感がある。みっちりと密度濃く詰まった隙のなさは、何もかもを跳ね返すような強靭さがある。金色のような華やかさとは違った、見栄えよりも実利を重視するような硬派で質実剛健な雰囲気がある。燻し銀という言葉があるように、熟練の手練れ職人のような存在感や、実質を背負っているからこその矜持。こういうイメージにぴったりはまるバンドといえば、ザ・フーしかない...
「音のパレット」シリーズ、色についてまさに色々と書き連ねてきましたが、今回が最終回です。最後はふわっとした色がいいな、ってことで「たまご色」。ふっとイメージが湧いたのは、スティーヴィー・ワンダーでした。それって、美しいたまご型の頭のかたちに影響を受けていないか、と思いつつ(笑)。...
色にからんだ音楽の話、音楽から連想する色の話を36色。それなりにひととおりの絵の具セットっぽくなりました。色彩も音楽も、なんらかのイマジネーションを喚起する。触れることで気分が変わる、或いは気分を変えるために触れる。この色はどんな音だろう?この音はどんな色だろう?イメージを膨らませながら、手がかりを探っていく作業はなかなか楽しかった。それぞれの色の音楽はきっとそれぞれの自分の断片なんだろう。その日そ...
冬至も過ぎて、2020年も押し詰まってきました。withコロナの一年。いろいろ大変なことだらけ、未経験のことだらけであたふたしているうちにあっという間に過ぎた感じ。一年が濃すぎて、ちょっと前のことがめちゃくちゃ昔に感じたりする。幸い病気ひとつせずに過ごせた。というか、ひょっっとしたら53年間で一番健康だった一年かもしれない(笑)。うがい・手洗い、大事ですねー。そんな年の暮れに読んでいるのはこういう本。...
So let hope fill our hearts, let hope fill our heartsShine the light through the darkAll around the world and everywhereI will pray this Christmas prayerSee I pray that love will rule and reignAnd I pray that time will rid the painOf this world as we learn to trust and careOh, this is my ChristmasThis is my Christmas prayer希望が我らの心を充たしますように希望が我らの心を充たしますように闇を抜けて...
2020年が終わろうとしている。近い将来に、或いは遠い将来に、この年はどんな年として記録されるのだろうか。或いは記憶されるのだろうか。一刻も早く忘れてしまいたい、辛苦と停滞の年なのか。あの年を境に世の中は大きく変わっていったとされる変革の萌芽の年なのか。それとも。今から思えば2020年なんて大したことではなかった、あんなのは序の口でしかなかった、ということだってあり得ないわけではない。未来は誰にもわからな...