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音のパレット〈クリスタル〉

「クリスタル」は色なのか?という疑問はとりあえず置いといて。クリスタルとは、そもそもは結晶のこと。古フランス語の氷、氷のような鉱物の意であるcristalに由来し、狭義では水晶のことを指す。水晶は、交流電圧をかけると一定の周期で規則的に振動するため、この原理がクォーツ時計などに用いられらたりする。ちなみにこの水晶圧電効果を発見したのは、ピエールとジャックのキューリー兄弟だ。...

いとしいたべもの

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もの食う人びと

「ゴミ箱」というのは不思議なシステムだと思う。例えば、食事中に食べ物を床に落としてしまったとする。ほんの一瞬であれば、それを拾って再び口にする、ということは、よほど潔癖な人ではない限り、許される範囲だろう。いわゆる3秒ルール。一方で、一度ゴミ箱に入ってしまった食べ物を再び口にすることは、潔癖を自認しない人ですらまずないだろう。お皿に乗ったまま、一度も食卓や床に触れていないとしても、一度ゴミ箱に入っ...

日記、或いは世界の真ん中・世界の端っこ

僕がこれから書くことはあくまでも偏見に満ちた個人的な印象であり、当該の人たちがすべてその印象どおりではないこと、当該の人たちを自分の印象どおりの型にはめようとするものではないことをあらかじめお断りさせていただきます。*コロナ禍の暮らしでいつもなんだかなぁ、と思うことがある。それは「外出できない」「遠出ができない」ことが、当たり前のように「残念なこと」として取り扱われること。僕は基本インドア派なので...

音のパレット〈群青色〉

秋の夕暮れはつるべ落とし。とっぷりと暮れていく空は、そそくさと茜色から深い藍色に変わっていく。あっという間に夜の世界へ舞台転換だ。夕暮れの後に訪れる群青色は、とても好きな色。じゅうぶんに深い闇と、どこかこざっぱりと割りきったような明るさを湛えた色。群青色には、むやみに戯れず交じりあわない孤高の雰囲気と、内に秘めた情熱と、なるようにしかならない世界への諦念や無常感を混ぜ合わせたようなイメージがある。...

音のパレット〈アイヴォリー〉

アイヴォリー。少し黄色味や灰色味を帯びた白系統の色。象牙なんて舶来品だから象牙色という言葉は直訳だろうけど。この色に感じるのは、尊厳のようなもの。人としての誇りやプライドを高く持つという以上に、歴史や文化に敬意を持って接した上で意思を強く持って生きる、みたいなイメージがある。そんな風に思ったのは、このレコードの印象の影響かもしれない。...

音のパレット〈琥珀色〉

琥珀とは、木の樹液が長い年月をかけて固まり、化石化したもの。樹液が琥珀化するには、2000万年~6000万年という途方もない時間がかかるらしい。100年生きたとしても、それを20万回分。想像するだけでクラクラしそうだ。色彩としては、くすんだ赤みの黄色。オレンジでもなく茶色でもなくゴールドでもなく、そのいずれとも親和性の高い色。ウイスキーや蜂蜜の色が近いのかな。そんな琥珀色の音楽、というイメージで思い出すのは、...

トリエステの坂道

サバという詩人のことはよく知らない。トリエステという町にも、もちろん行ったことはない。でも、須賀敦子さんの文章を読んでいると、あたかも自分自身が、詩人サバの足跡を求めてトリエステの町をすっかり旅したような気持ちになる。...

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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