テレビのCMで流れていたきれいなメロディーに耳を奪われたのは、中学生になったばかりの頃だった。モンキーズの“Daydream Believer”。まだ初恋すらしていない頃。歌謡曲とは違う、もっと豊かな音楽が世界中にあるんだとうっすらと気づきはじめた頃。あぁ、こういう青春っぽいドキドキとときめくような世界があるんだなぁ、って。当時の歌謡曲って、もっと演歌に近いドロドロした情念っぽいものが底の方に流れていたからね、そうい...
見えないものに怯えて不安になっても仕方がない見えないものと闘っても疲弊してしまうだけこれが新しい日常ほんとうは最初から世界はこんなだったそう思えばなんてことはないほんとうは最初から世界はこうだった*日々忙しくしています。ゴールデンウィークもまったく普段通りの通常運行。暮らしに必要な物資を調達してお届けする、いわゆるライフラインなお仕事です。こんなとき改めて、たくさんの人たちからの期待と信頼をひしひ...
5月、初夏。さわやかな季節。この時期のイメージはやはり緑だ。青々と映える新緑。たおやかに繁らせた枝と葉を、太陽の光のあたる場所へ伸ばしていく。あの深い緑の中にみなぎる生命力。人間の世の中ではいろいろあるけれど、植物たちはそこにある環境の中でいかに生きていくかということだけに一所懸命で、そのシンプルさや潔さはほんの少しの安堵と勇気を与えてくれる。植物は脳や神経、筋肉、呼吸器や消化器という私たちが備え...
FBで「ブックカバーチャレンジ」なるものが回ってきた。要は7日間続けて本の画像をアップせよ、とのこと。本についてのコメントは不要なのですが、がっつり書いたのでこちらにも転載しておこうかと。7日分まとめてなので長いよ(笑)。*ブックカバーチャレンジ1日め。...
回ってきたバトンはつい拾ってしまう。大阪弁でいう「いっちょかみ」。お題があれば乗ってしまうのは、大喜利的宿命なのだ。古くからのブロ友meguさんからの「大好きなヴォーカリスト4人あげてください」というバトン。好きな歌い手はたくさんいる、楽勝だー、と思って選びはじめて、案の定困ってしまった。そもそも「ヴォーカリスト」とは?例えばジョン・レノンは大好きだけど、「ヴォーカリスト」かというと違う気がする。ジョ...
イエロー。真っ黄色。基本的には明るい色だ。刺激的な色、テンションを上げる色。ただ、オレンジや黄緑なんかと比べたときに、ちょっと押し付けがましいところがある。安らぐ色ではない。例えば、部屋の壁がすべて真っ黄色だったら、とても落ち着けない。躁状態というか、どこかぶっとんでいて、何かが過剰で、うっすらと狂気を孕んでいるような感じもある。さて、そんな黄色の音楽といえば、これだ。...
ゴールド。金色。イメージとしてはやはり、ラグジュアリーでゴージャス、そして高貴、という印象だけど、一歩間違えれば成金趣味の陳腐なイメージにもなる。これ見よがしにゴールドの時計を散らつかせたり、金のネックレスをチャラチャラさせたり(笑)。僕はそういう装飾品へのこだわりがまるでないので、そういうものの価値がまるでわからない。それが自分らしさならいいんだけど、身につけるもので自分をより上に見せようという魂...
“青い珊瑚礁”“赤いスイートピー”“白いパラソル”“ピンクのモーツァルト”、、、タイトルに色の名前がつく曲は枚挙にいとまがない。“赤い風船”“赤いハイヒール”“黄色いさくらんぼ”“白いページの中に”“セクシャルヴァイオレットNo.1”“パープルタウン”“みずいろの雨”。・・・パッと思い出すのは昭和の曲ばっかりですが(笑)。「音のパレット」今回はちょっと休憩。番外編として、色の名前のついた大好きな曲を、色鉛筆のセットっぽく12曲...
音のパレット、今回のお題はピンク色。昭和育ちのせいか、ピンク色は女の子の色である、という固定観念が埋め込まれてしまっていて、どうもピンク色に対する親しみ度は高くない。優しくて品のある色だとは思うんだけど、一方で甘ん坊というか、媚びというか、見た目や損得勘定を優先して動くような取り繕ったあざとさみたいなものがピンク色の心理の中にあるような気がしてしまうのは、どこか幼少の頃にトラウマになるような経験が...