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座右の名曲(8) Authority Song

昔っから偉い人が嫌いでね。偉い人。正確には、立場上偉いというだけで指示命令を振りかざし、権力で相手を従わせようとする人。職場近くのライヴハウスで新型コロナの感染者が出た翌週月曜日の朝、出勤したら幹部職員たちが数名、一階のエレベーターホールの前にぞろぞろ立っていて、エレベーターに乗る人たちに「ボタンを押す前にアルコール消毒しなさい。」と命令していた。別の人がボタンを押したので乗り込もうとすると「消毒...

座右の名曲(9) Before They Make Me Run

The Rolling StonesBefore They Make Me Run言いたいこと言ってやることやったら動き出すんだまだ楽しみが残っているうちに奴らが俺を走らせようとする前に自分の足で歩かさせてくれローリング・ストーンズ、1978年のアルバム『Some Girls』でキースが歌うチープなロックンロール、“Before They Make Me Run”。この曲のこのフレーズが大好きで。世の中なかなか思うようにはすすまない。もうちょっと考えてみたららどうよ、もうちょ...

座右の名曲(10) A Ray Of Hope

The RascalsA Ray Of HopeI know a lot of people who think like meThat this world can be a place that's filled with harmonyFirst there's a lot of things we've got to rearrangePut an end to hate and liesSo peace can come and truth shall reignAs long as there is a ray of hopeこの世界は調和で満たされた場所だそう考える人がたくさんいることを僕は知っているいろいろと建て直すべきことはあるけど最初にやるべき...

座右の名曲(11) Life Goes On

The KinksLife Goes On逃げることもない恐怖に向き合わなくてもいい君が無防備だって人生はそこにあるある日そいつはやってきて君はただ受け取ればいい君が予想もしないうちにそいつは突然やってくるんだそして君もいつか逝くそのときになってわかるんだ人生は続いていくんだって君がいい奴だったかそれとも嫌な奴だったか正しかったか間違っていたかそんなことは誰も気にとめやしないだってそれぞれの人生は続いていくんだから5...

座右の名曲(12) Stay Free

The ClashStay Free座右の名曲シリーズ、とりあえず今回がラスト。12曲だとちょうど昔よく作った46分カセットの編集テープみたいでいいんじゃないかと。最後はやっぱり、かっこいいロックンロールで行こう。クラッシュの“Stay Free”。セカンド・アルバムでミック・ジョーンズが歌っていた曲だ。青春時代を共に過ごした友人が、大人になっていく過程で方向性が違ってきて、お互いの道を歩むようになっていくことを、少しの甘い...

Stay Home

1月の末頃に冗談で「コロナ蔓延、オリンピック延期」なんて記事を書いたんだけど、まさかここまでの事態になるとは思わなかったなぁ。今は粛々と、状況を受け入るしかない。わかったふりして能書き垂れる大人にはなりたくないけど、こんなときに反発するほどガキじゃない。悪者探しは後回し。ないものねだりもやるせない。幸いにして順応性は低くはないし、元々インドアで出無精でローコスト体質なのでなんとでもなる。あるもので...

音のパレット〈赤〉

色に音はある・・・のか?音に色はある・・・のか?広告制作系の仕事をしていると、色をどう使うかは受け手に与える印象に大きな影響があることを実感することがある。安さをアピールして購買意欲をかきたてたいならやはり黄色や赤だし、落ち着いた暮らしを提案したいのならシックな色づかい、和風なら木目調や濃紺、洋風ならオレンジやライトグリーン、春なら、冬なら、、、伝えたいメッセージによって色づかいは変わる。これはも...

音のパレット〈白〉

音のパレット、第2回は白。白、という色から連想されるものといえば、花嫁のウエディング・ドレスだったり、平和の象徴の白い鳩だったり。或いはパリッとクリーニングされたワイシャツだったり。真っ白い画用紙というと、何かが始まる希望の感じがする。一方で、真っ白い答案用紙というとゼツボー的な気分を思い出す(笑)。白けるとか、頭の中が真っ白になる、とか、白旗をあげる、みたいにマイナスのイメージでも使ったりするけれ...

音のパレット〈オレンジ〉

音のパレット、今回はオレンジ色。赤や白とは違って、その名前は果物からの借用だ。橙色、柿色と言い換えても同じこと。熟した実の色であるという共通点が示すように生き物が本来好む色でありながら、物の色に例えた名前しかつかなかったのはなぜなんだろう。ひょっとしたら原始人たちはこの色に別の固有の名前をつけていたけど忘れ去られてしまったのか、それとも果物の実の色であることの存在感以外あまり用を為さなかったのか。...

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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