いろいろと多忙続きで作りかけのまま放置していた「日本のユーメイなロックンロール」の続編。85年から89年くらいかな。大学生~社会人一年目。っていっても、本当に授業出たり勉強したりの記憶が一切なくって、就職活動も卒論もいつやったんだか(笑)、バイトしてるか、友人とつるんでいるかしかまるで覚えていない(笑)。まぁー、いろんなことがあったけどね。毎日がはっちゃけていた。自分勝手で無責任だったけど、とびきり自...
いよいよ50才になってしまいました。なんとなく50という節目は、我ながら感慨深いものがあります。子供の頃にね、「ノストラダムスの大予言」が流行って、1999年で世界は滅亡すると言われていたから、僕は33才までしか生きられないんだと思い込んでいたんですよね。そういう意味では33才からあとの人生は想像したこともなかったので、こうして50才になれたというのは奇妙に不思議な感覚や、なんていうかひとつの到達...
東日本大震災から6年。何か書いておきたいと思いつつ、どこかなんともいえない気持ちがあって、なかなか文章がすすまなかった。何を書いても何か違うんじゃないか、あるいはこんなことを書いてどうする?という気分がしていたのです。昨年の熊本もそうだし、他にもいろいろ大きな災害やテロが起きている中で、東日本大震災だけが特別心に引っかかるのはどうしてなのか、ということもなんともいえない気持ちのひとつでした。自分が...
春らしい陽気、久しぶりの土日連休。ひと月前の寒くて縮こまっていた頃とは違ってふわふわとあたたかい陽気、なんとなく自然と心がゆるんで穏やかな気分になれます。日本に生まれてよかったなぁとしみじみ思うのは、こういう四季の移り変わりを感じられるときですね。古くからの暦で「二十四節気七十二侯」っていうのがありますが、季節の移り変わりに名前をつけるということそのものが、とても豊かなことだなぁ、って思います。清...
その日は朝からある工場への訪問で、某高級住宅街近辺の私鉄の駅で現地集合だった。いつもより早起きして1時間半以上電車を乗り継いで、到着したのは集合時間10分前。初めて降りる駅、あー、こっからまた車で移動して工場へ行くとなると、タバコ吸っとけるのはここしかないよね、ってんで、駅前へ。おおっ、向こうに公園があるね、人通りもないしここなら迷惑にならないよね、とようやく朝の一服を。青い空、あったかい、煙が空...
20代半ばの頃にエジプトやトルコを放浪していた時のこと。当時、まぁ今でもそうなのかも知れないけど、向こうにはコンビニはおろかスーパーマーケットすらひとつもなくって、買い物をするのは全部市場なのですよね。市場では「定価」というものが存在しない。商品に値札は一切付いていなくて、全部店員との直接交渉。故に買い物はいつもバトルだった。「これ、なんぼや?」「これは10ポンドやな。」「高いわ。5ポンドにしてや。」...