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♪THE POET -MyVintage(89)-

The Poet / Bobby Womack Released:1981 ここまで選んできたMy Vintageのリストを見渡してみて、ソウル関係のどす黒いのが不足している気がしてきた。えげつなくて泥臭いの。きらびやかで塩っ辛いの。自分の中でメインではないけれど、要素としてはやはり必要なもの。ってなわけで、きらびやかかつ塩っ辛いのといえばコレでしょう、の一枚、ボビー・ウーマック師の大傑作『The Poet』。敢えて80年代前半モノです。ディス...

♪CHAKA -My Vintage(90)-

Chaka / Chaka Khan Released:1978ディーヴァ〔diva〕divaとはラテン語で「神々しい・神がかり的」を意味する(男性型)divus,(女性型)diva(英語のdivineの基になった語)およびイタリア語で同様の意味の(男性型)divo(女性型)diva(複数形)diveに由来する語で、「神々しい人(女性)」「女神」を意味する。転じてオペラで卓越した歌唱をする女性歌手の賛辞として広まった。(Wikipediaより抜粋)いわゆるディーヴァと称される女性ヴ...

◇青い鳥 -わくらばー

青い鳥~わくらば~ / 村上たかし 「このコップの中の水のつぶに全部しるしをつけるとするだろ?これをそのへんの港から海に流して、ぐるぐる世界中の海をかき回して混ぜ込むと、ぜんぜん違う国の海辺でコップで水をくんでも、その中に最初のコップの水のつぶが7、8個入ってるんだってさ。・・・人間の体の70%は水だっていうから、このコップの中にも誰かだった「つぶ」が入ってるかもしれないなぁ。」雑誌に連載中から単行...

♪RICKIE LEE JONES -My Vintage(91)-

Rickie Lee Jones / Rickie Lee Jones血も滴るようなお肉の塊は大好物だ。唐揚げやフライドポテト、油っこくてジャンキーな食べ物も嫌いではない。だけど、そういう食事が続くと、お野菜やお豆腐や納豆、或いはシジミやワカメがたっぷり入ったお味噌汁なんかが無性に食べたくなる。無意識のうちに体が求めるのだろうな。音楽も同じで、タンパク質の塊みたいなロックや油っこいソウル・ミュージックばっかり聴いていると、もっと滋...

♪ストーミー・マンデイ

台風直撃の月曜日。世間は三連休なんだけど、こちらはあいにくいつも通りにお仕事。幸いJRが早々と運休を決めてくれたおかげでいつもよりも早く組織的に危機管理の動きが働いたのか、現場への応援云々の話もありつつ結局は出動せずに済んだ。正直気力体力バテ気味だから助かった。7時過ぎに帰宅して雨風は一段と激しくなったけれど、どうやら無事通り過ぎていったようだ。まだ風はざわざわと騒がしいけれど、やがてスカッと青空...

♪愛があるから大丈夫 -My Vintage(92)-

愛があるから大丈夫 / 上々颱風 Released:1993 お祭りの季節、祭り太鼓や笛の音がどこからともなく響いてくると、ついついむずむずした気分になってしまうのはやっぱり日本人だからだろうか。日本人に生まれたとはいえ僕らの世代はすでに元々あった日本的なものからは少し縁の切れた育ち方をしてきたから、例えば和食が世界文化遺産だとか、そういう見直しを外国人と同じような感覚で再評価しているような感じさえする。そんな日本...

♪日々のあわ -MyVintage(93)-

日々のあわ / ハナレグミReleased:2004いいお天気の休日だ。久しぶりに、ほんとに久しぶりに何の予定もない連休。この2か月ほどかなり目一杯仕事抱え込んでて、その上イベントごともどっさりあって、ましてそんなへとへとの仕事の抱え込み方すらお前なら当然的に扱われた日にゃぁもう体も心もくったくたで。ようやく平常運転に戻れそうなところまで落ち着いてきて、ちょっと気持ちも緩んだせいか、昨日から風邪気味。こういう時...

♪LIVE IN ITALY -My Vintage(94)-

Live in Italy / Lou Reed Released:1984昨年の10月27日にルー・リードが亡くなってから一年が経つ。ルー・リードの音楽を初めて聴いたのは高校2年の頃だ。友人のひとりにロックに目覚めたWという奴がいて、そいつの部屋でレコードを聴かせてもらった中の一枚にヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「Loaded」があったのだ。彼らのラスト・アルバム、Sweet JaneやRock'n'Rollが入っていた盤。大阪の外れの田舎町の高校生が...

♪WOMAN AND I -My Vintage(95)-

Woman and I...OLD FASHIONED LOVE SONGS / 柳ジョージ&レイニーウッド Released:1980♪南廻りの船でアフリカへ行くのが夢さ~、というフレーズで始まる「アフリカの夢」という歌が大好きだった。冬の長い町から都会に出てきた、とある酔っぱらいの、まるで喜劇のような悲劇の物語。この曲、なぜかぐっと来たんだよなぁ。当時、中学生だったけど。いわゆるニュー・ミュージックと呼ばれる音楽が全盛だった70年代末~80年代...

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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