fc2ブログ

Entries

◇日曜の朝の

  日曜日の朝に限って、割と早くに目が覚める。 起きなきゃいけないときにはいつまでも眠っていたいのに、起きる必要もない朝に限って早く目が覚めてしまう。まぁ、世の中そんなもんだ。 家族がまだ起き出してくる前に、コーヒーを入れてトーストを焼いて、ハムやレタスをはさんで食べながら新聞を読むのが好きだ。 静かな朝に新聞を読んでいると、まるで自分一人だけが遠く離れた異国に住んでいて、はるか遠くの故国の出来事...

♪『家族のうた』

終わってしまいましたね。フジテレビ系列のドラマ『家族のうた』。 視聴率がわずか3%ってことで打ち切りになってしまった。 打ち切りになるっていうんで、どんなにくだらないドラマかと思って見てみたらこれがもうおもしろくって。 ドラマの容れ物として、ではなく「ロック」のスピリットが表現されていた。でも残念ながら、こういうものは日曜日の夜のゴールデン・タイムとしてはそぐわなかったんだろうな。でも、じゃああの時...

♪80年代育ちなんですもの

先日、仕事を終わって家に帰る道すがらで、頭の中で突然♪ちゃんちゃんちゃんちゃらちゃらんら~ん、ちゃちゃちゃんちゃんちゃらんら~、とフォークダンスのような音楽がふと流れてきたのだ。 うむ、これは確かに知っているメロディーだ。 なんだったけ。 こういうのって思い出せないととても気持ち悪いですよね(笑)。 それから2日掛かりで、ようやく思い出したときの快感ときたら! この曲でした。 Men Without H...

♪追憶のヘヴィ・メタル

図書館で『チョコレート戦争』を発見したので借りてきた。 先日“子どもの頃に好きだった本”の記事を書いてとても懐かしくなったからだ。 ところが。 いざ読んでみてもまるでワクワクしない。 ストーリーを知っているということももちろんある。 文体が子供向けのとてもシンプルなものだ、ということもある。 でも、それだけじゃない。 子どもの時にこれをちゃんと味わえた自分はとても幸せだけれど、子どもの時に楽しかったからと...

♪We're Not Gonna Take It!

Big Hits & Nasty Cuts: Best of / Twisted Sister前回の記事で「CDで持っているハードロック系のアルバムは3枚」と書いたけれど、もう一枚忘れていた。トゥイステッド・シスター。これ、世間一般的にはハードロック/ヘヴィ・メタルのバンドとして認知されているはずだ。なにしろ、このルックスだもんね。でも、このバンド、僕の中では、とてもトラディショナルなロックンロールの80年代型だったという認識があるのです...

♪残業ストレイキャッツ

なんだかんだと毎日忙しい。今日こそは早く帰ろうと思いながら、気がつくと9時、10時というのが当たり前になってしまっている、そんな今日この頃。「量」ももちろんそれなりにはあるのだけれど、右から左へと量をバンバンこなしていくだけなら、仕事は実はそう難しいものではない。難しいのはやっぱり「質」を求められているとき。今の業務についてから、最初の一年はとにかくわからないことだらけだから掌にしっかり乗るまでは...

◇科学の扉をノックする

「この世界で人間が一番賢いわけではない、ということをいつも私に教えてくれるのが科学です。そう教えられると、なぜか心が安らかになって、空気を深く吸い込めるような気分になります。」 (文庫版あとがきより) 科学の扉をノックする  / 小川 洋子先週たまたま本屋で見かけて何となく買って、予想以上におもしろくって読みふけっていたこの本は、小川洋子さんが、天文・鉱物・遺伝子・電子・微生物・解剖のそれぞれの研究者...

♪雨の恵み、夏の匂い

Time Out! / 佐野元春  ♪ああ 闇に脅えているなら   明かりを灯してみせたい   もう二度と君を泣かせない   I Love you I Love you   Yes Yes Yes Yes             (恋する男 佐野元春)台風のあとの休日、天気予報では梅雨前線北上中、雲が多くなり太平洋側を中心に雨、だそうだ。濡れた草。あじさい。湿った空気に混じる夏の匂い。雨の季節には気持ちも塞ぎがちになるけれど、雨の恵みこそが、毎...

♪1993年6月 カイロの喧騒

تحذير لكل مصري خارج مصر - لا تسمع و لا تشاهد هذه الأغنية まとわりつくような暑さ。砂埃。けたたましく鳴るクラクションの音。おんぼろのスピーカー...

♪1993年6月 ピラミッドの攻防

有名なクフ王のピラミッドの前で。ピラミッドに悠久のロマンを感じようなんてことは不可能でした。このカメラのこっち側では土産物屋がひしめきあって客引きをしていて、それこそハエのようにまとわりついて、うっとおしいたらありゃしない(笑)。ただ、僕だってずっと手をこまねいていたわけではない。郷に入れば郷に従え、習うよりも慣れろ、旅ではこれが大切だ。のべつまくなしにしゃべりかけてくる商売人たちと渡り合うには、...

♪1993年6月 エルサレムの印象

バスはスエズ運河を越えてシナイ半島の砂漠の中をひたすら走り、国境に着いた。 乗客はそこで全員一度降ろされて、銃を肩に担いだ兵隊が警備をしている入国管理の建物に連れて行かれる。 とてもものものしい雰囲気、だが意外にもあっさりと入国を許可される。 パレスチナ問題のことはいまひとつよくわからなくて、いろんな本を読んだりはしたのだけれど、やはりよくわからない、というのが本当のところ。 時系列として何が起きたの...

Appendix

Profile

golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

Calendar

05 | 2012/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Gallery

Monthly Archives