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♪The Inflated Tear / Rahsaan Roland Kirk

Inflated Tear / Rahsaan Roland Kirk誰の著書だったか忘れたけれど、自らの書物の嗜好についてこんなことが書かれていたのを読んだことがある。自らの書物の嗜好を把握するのに有効な方法はとにかく手当たり次第に読むこと。面白いものと感じたものはより深く、その関連作品にも手を伸ばしてみる。読んでみて読み進まなかったものは、自分に合わないか、まだそれが吸収できる時期ではないので一旦パスする。その手順はまるで暗...

♪African Piano / Doller Brand

African Piano / Doller Brandサッカーの国際試合では国歌斉唱がある。「国歌」については様々な物の見方や考え方があるとは思うしそのことを否定するわけでも肯定するわけでもないのだけれど、あのような場で聴こえる『君が代』はいつも音楽的に異質に感じる。ほとんどの国が西洋音階の、例えばマーチングバンドが演奏しそうな楽曲を採用している中で、民族的伝統の音階を採用しているからだ。それぞれの民族にはそれぞれの民族...

♪Virgin Beauty / Ornette Coleman & Prime Time

Virgin Beauty / Ornette Coleman & Prime Timeオーネット・コールマンとの出会いは、山積みにされた中古レコードだった。まだジャズに詳しくなかった頃、何となく名前を聞いたことがあるというだけで手に取ったこのアルバム。のっけから脳天気なサキソフォンが、今まで聴いたことのないようなフレーズをプーパカプーパカ、プーパカピー。なんじゃこりゃ?と思っているうちにいつの間にか背中から羽が生えて天使になったよう...

♪America / George Adams

America / George Adams ジョージ・アダムス、まるで初期のアメリカ大統領にでもいそうなベタベタな名前を持ったサックス奏者。コルトレーンやアルバート・アイラー直系のテクニカルでややフリーキーなフレーズを野太くてソウルフルなトーンでスピリチュアルに吹きまくる。1992年に亡くなるまでMt.フジ・ジャズ・フェスティバルに毎年出演し、日本でもそれなりに人気があったらしい、ということはずいぶん後になって知った。 そ...

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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