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♪Nick of the Time / Bonnie Raitt

Nick of Time / Bonnie Raitt五月の薫風みたいにさらりと爽やかなブルースを聞かせてくれる、ボニー・レイット。小さな頃からフォークやブルースに親しみ、豪快かつ繊細なスライド・ギターを得意し、ローウェル・ジョージ亡きあとのリトル・フィートに加入を勧められたほどの実力派。演奏もルックスもどちらかというと地味というか渋好みかもしれないけれど、ちゃらちゃらした女臭さを見せびらかすような女性シンガーとはまるき...

♪(Everything I Do) I Do It for You / Bryan Adams

Waking Up the Neighbours / Bryan Adams初夏の頃に似合う音楽といえば、何となくブライアン・アダムス。Tシャツとジーンズの似合う青春ぽい爽やかさがこの季節にマッチする。ブライアン・アダムスは1959年カナダ生まれ。1980年、21歳でデビューし1983年の「Cuts like a Knife」でブレイクし、翌年の「Reckless」が世界的に大ヒット。5曲のシングルヒットを連発した。彼の音楽の良さは、一言で言うと「若さ」。ストレートで実直...

♪The Great American Song Book / Rod Stewart 

As Time Goes By: The Great American Songbook 2 / Rod Stewartロッド・スチュワートほど多くのいわゆる「良心的なロック・ファン」から卑下され揶揄されている人も少ないのではないだろうか?曰く「ロッドがかっこいいのは70年代中頃まで」「ジェフ・ベック・グループやフェイセズでのロッドはかっこよかったのに、ちゃらちゃらしたディスコに走り、今じゃ老いぼれた懐メロスター。ロック・スピリットのかけらもない。」それは...

♪Cruel to be Kind / Nick Lowe

Labour of Lust / Nick Lowe良いお天気の土曜日だった。初夏の陽射し。からっと乾いた風。そんな日に似合う曲は何だろう、と考えてみた。ニック・ロウの「恋するふたり(Cruel to be Kind)」、なんてどうだろう。乾いたアコースティック・ギターがじゃかじゃかかき鳴らされるごきげんなパワー・ポップ。何にも考えず、さわやかな風に吹かれて青い空をただぼぉっと眺めてる。たまにはそんな一日があってもいい。(拙訳:Cruel To...

♪空飛ぶくじら / 大瀧詠一

アーリー大瀧詠一 / 大瀧詠一町角にぼくは一人 ぽつんとたたずみビルとビルのすき間の空を見てたら空飛ぶくじらが ぼくを見ながら灰色の町の空を 横切っていくんですそこでぼくはふと 君のこと思い出していそぎ足の通りを 渡るところ空飛ぶくじらが ぼくを見ながら灰色の町の空を 横切っていくんですくじら くじら ららるらるらららら  (空飛ぶくじら / 大瀧詠一)1980年代に時代を席巻した松本隆・大瀧詠一コンビが、まだ...

♪North of a Miracle / Nick Heyward

North of a Miracle / Nick Heywardゴールデンウィークのしめくくりは、一日中しとしと降る小雨だった。梅雨時の雨と違って、じっとり湿っぽくないさわやかな雨。ぼんやりと感傷に浸るには悪くないお天気だ。こんなクールな日にふと聴きたくなったのは、例えばニック・ヘイワードのこのアルバム。センチメンタルだけど、湿度の低い、そよ風が吹き抜けていくようなさわやかさが、少し甘酸っぱい香りを運んでくる。ふとずっと昔の...

♪A Sailboat in the Monnlight / Billie Holiday

Musical Romance / Billie Holidayビリー・ホリデイ、といえばもう名前だけで伝説化されてしまってて、なんかもうとにかく素晴らしい…みたいな感じがあるけれど。伝説をとっぱらって耳を澄ましてほしい。このレコードに収められているのは、1936年~37年、ごく初期のまだうら若きビリー・ホリデイ。若いカップルに望まれずに世に産みだされ、人種差別、貧困、レイプ、売春、投獄、麻薬。そんな暗いイメージとはほど遠い、歌うこ...

♪Nobody loves you when you down and out / John Lennon

Walls & Bridges / John Lennon (拙訳:Nobody Loves You (When You're Down And Out) ) 落ち込んでいるときには 誰も君を愛さない 有頂天になってるときには 誰も君を気にかけない 誰もがはした金のために夢中になっている 僕は君の背中を引っ掻く そして君も僕の背中を引っ掻くだろう 向こう側へもずいぶん行った 僕の見たものは全部君に伝えてきたから、隠し事なんてない けど、君は「愛してるの?」って僕に訊く ど...

♪Stand by Me / John Lennon

Rock and Roll / John Lennon(拙訳:スタンド・バイ・ミー)夜が来て世界を真っ暗闇の中 月だけが僕らの明かりだとしても怖くない 何も怖くない君がそばにいてくれさえすればだから、僕のそばにいて僕のそばにいてほしい仰ぎ見る空が落ちてきてあの山が海の中へ崩れ落ちたとしても泣いたりしない 涙なんて見せないさ君がそばにいてくれさえすればだから、僕のそばにいて僕のそばにいてほしいたとえどんなことがあっても1975...

♪Sexual Healing / Marvin Gaye

Midnight Love / Marvin Gaye数多のソウル・シンガーの中でもマーヴィン・ゲイはひときわ別格の存在だ。1939年生まれのマーヴィン・ゲイは、60年代よりモータウンレーベルにてキャリアを積み、タミー・テレルやキム・ウェストンとのデュエットも含み30曲以上のシングルをヒットチャートにのせている。1971年に従来のソウルミュージックの枠を超えたアルバム「What's going on」を発表。ダニー・ハサウェイ、カーティス・メイフ...

♪How sweet it is (to be loved by you) / Marvin Gaye

Very Best of Marvin Gaye / Marvin Gaye(拙訳:How Sweet It Is To Be Loved By You) あなたから愛されることは、なんて素敵なことなんだろうあなたから愛されることは、なんて素敵なことなんだろう奴等の手から逃れるために隠れ家が必要だったそこにあなたがいてくれた調子に乗ったり落ち込んだりしてばっかりの僕のこと理解してくれる誰かが必要だったそこにあなたがいてくれた甘い愛と好意で僕の感情の奥底を撫でてくれた...

♪The End / The Doors

Doors / the Doors福島県の高校生による母親殺害事件。嫌な事件だ。首を持って自首したこと、その前にネットカフェでDVDを見ていたことや2ちゃんねるへの書き込み、右腕も切り取られていたこと、母親に恨みはないこと、「人を殺してみたかった」という発言。完全に心が壊れてしまっている。少年による殺人事件の報に触れるたびに浮かんでくるのは、ザ・ドアーズの“ジ・エンド”。抽象的な表現で描かれる心の暗闇と幻想。こんな...

♪Smells Like TeenSpirit / Nirvana

Nevermind / Nirvana(拙訳:Smells like teen spirit)まず銃を調達して そして友達を連れてこいよ 見境なくしたり、ごっこしたりして楽しもうぜ彼女はひどく退屈してるけど こんなに頑ななままじゃないか おれ ひどい言葉 思いついた ハローハローハローハローハローハローハローハローハローハローHow Low?明かりを消したほうが危険は少ない ごきげんはどうよ? 楽しませてくれよ ばからしさと虚しさしか感じない...

♪Twelve / Patti Smith

Twelve / Patti Smith久しぶりにニュー・リリースのCDを買った。パティ・スミスのニュー・アルバム。たくさんのベテラン・アーティストの新譜が出るたびに「もう次のアルバムは買わない」と思うことが増えてゆく。その作品が今までの作品より新しく発表される意味合いを失っている、というような意味で。そんな中でパティ・スミスだけは、96年の[Gone Again]で94年の最愛の夫フレッド・スミスの喪からの復帰以降、全作品がコンス...

♪Midnight Rider / The Allman Brothers Band

Idlewild South / Allman Brothers Band(拙訳:Midnight Rider) 隠れ続けなきゃ 逃げ続けなきゃだから転がし続けていくのさもう1ドル銀貨をくれないかけど、決して奴等にゃ捕まりはしない真夜中のライダーを 奴等は決して捕まえられはしない服すらまともに持ってないけど道は永遠に続いてゆくのさもう1ドル銀貨をくれないかけど、決して奴等にゃ捕まりはしない真夜中のライダーを 奴等は決して捕まえられはしないお気に入り...

♪Layla and Other Assorted Love Songs / Derek & The Dominos

Layla & Other Assorted Love Songs / Derek & The Dominos今でこそ渋くてダンディなオジサマとして世間に認知されているエリック・クラプトンだが、60年代後半はサイケデリックに塗り倒したギターをギンギンに弾きまくり、「ギターの神様」と呼ばれていた。超絶技巧を誇るジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーと組んだクリームは、ブルースを解体して研ぎ澄まし、それぞれの演奏技術を極限まで極めた、まるで格闘...

♪461 Ocean Boulevard / Eric Clapton

461 Ocean Boulevard / Eric Clapton酒とドラッグに溺れシーンから遠ざかっていたクラプトンは、3年のブランクをおいて1974年にこのアルバムでカムバックを果たした。タイトルの[461OceanBoulvird]は録音したスタジオの住所とのこと。マイアミのリゾート風のリラックスしたムードの中でセッションが繰り広げられた様子ののんびりゆったりした音楽は、レイドバックと呼ばれた。かつて「ロック3大ギタリスト」と称されたジミー・ペ...

♪Wonderful Tonight / Eric Clapton

Slowhand / Eric Clapton[461 OceanBoulvird]の後、1975年[There's One in Every Crowd]、1976年[No Reason to Cry]と年に一枚のペースで作品を発表してきた。それらはともに[461]の延長上にある、リラックスしたのんびりほんわかなレイドバック・サウンドで、まるでリハビリ中のホスピスからの便りような作品だった。クラプトンが、本当にもはや揺らぐことなく確固とした自分を取り戻したのはこの1977年作[Slowhand]。かつてギ...

♪嘉門雄三&VictorWheeels Live!

 嘉門雄三&VictorWheeels Live!クラプトンを立て続けに聴いてたら聴きたくなったのがこのレコード。小林克也のMCに続いて、のっけからO.V.ライトの“Trying to live my life without you”で始まり、ビリー・ジョエルやらザ・バンド、B面はクラプトン・メドレーにディラン、ビートルズ。嘉門雄三って誰?って、声を聴けば一聴瞭然、サザン・オール・スターズの桑田佳祐その人。後のKUWATA-BANDの原型になったようなメンバーと...

♪La-La-Lu / 斎藤 誠

LA-LA-LU / 斎藤誠懐かしいレコードといえば、思い出したのが斎藤誠。メジャーなんだかマイナーなんだかよくわからないけれど、今も現役でプレイしているシンガー&ギタリスト。桑田佳祐の青山学院大学時代の後輩で、大学卒業時に桑田に進路相談したら「お前が音楽を辞めるのは10年早い」と言われたとか言われなかったとか。サザンよりも斎藤誠のお茶目で素直で飄々とした感じが好きだったなぁ。「LA-LA-LU」は、そんな斎藤さ...

♪一本の音楽 / 村田和人

ひとかけらの夏 / 村田和人懐かしいレコードをもう一枚。1983年、村田和人。もう高校生になっていたのだったかな?村田氏の描き出す西海岸的な爽やかでお洒落な世界とはほど遠い新興住宅街の隅っこの2階の部屋で、ニキビ面の少年が、彼の過ごしている毎日とはほど遠すぎて「あこがれる」ということさえ思いもしないまま、毎日のように聴き入っていたのだった。そんな1983年。この曲は当時マクセルのカセットテープのCMソングだっ...

♪バカンスはいつも雨 / 杉 真理

GOLDEN☆BEST / 杉真理懐かしいCM、で思い出したのは。赤い傘さして誰かを待っている堀ちえみのその表情がとってもチャーミングだった、グリコセシルチョコレートのCM。こういうの二度と見れないと思っていたのでネット社会ってすごい、と改めて思う。堀ちえみさん、同い年。初恋の女の子に少し似ている。中学2年生だった。もちろんただの片思いだった。その女の子のことを考えるだけで、胸がドキドキしてどうしていいかわからな...

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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