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♪Respect

Vol. 1-Very Best ofAretha Franklin(拙訳:Respect)何がほしいの?何が必要?あたしが何者かよくわかってるわよね私が言ってるのは「尊厳」についてのことだから、家に帰ったとき少しでいいから敬意を払いなさいよ外で遊んできても少しは許してあげるあんたが外で何してたって興味ないわただ、私が言ってるのは「尊厳」についてのことだから、家に帰ったとき少しでいいから敬意を払いなさいよお金なら全部上げるわよそのかわり、...

♪上々颱風

上々颱風上々颱風某自治体主催の人権関係のイベントに上々颱風が出演していたので見てきた。シャンシャンのライブ見るのは、かれこれ10年ぶりくらいだろうか。相変わらず高いレベルの演奏力、ツボを心得たステージ進行で、おそらくはじめてシャンシャンを見聞きするであろう、普段は音楽を聴かないような聴衆を相手に見事盛り上げまくっってくれた。5才の娘も飽きることなく手拍子して興奮してました。上々颱風のデビューは1990年...

♪No Woman No Cry

LiveBob Marley & The Wailersもう十数年以上も前の夏、無職だった僕はエジプトにいた。いわゆるバックパッカーってヤツだ。「地球の歩き方」を片手に。カイロの喧騒に辟易してバハレイヤ・オアシスを目指した。クソ暑いおんぼろバスで片道8時間。隣に座った精悍な顔立ちの同じ年くらいの若い男が僕のウォークマンを取り上げ、流れていた音楽を聴いて笑みを浮かべた。流れていたのはボブ・マーリィ。男は“ノー・シュカール・ノ...

♪The Harder They Come

In Concert: Best ofJimmy Cliff(拙訳:The Harder They Come)奴等は俺に言う「天国の美味しいパイがお前が死ぬのを待ってるぜ」ってけど奴等はおまえが生まれてから死ぬまでおまえの泣き叫ぶ声を聞こうともしなかったんだあのお日様が輝く限り自分の分け前は自分で頂くさ奴等は厳しく攻め立てるけれど惨めに崩れ去る一つ残らずに支配者たちがいつも俺を打ちのめし俺を地べたにはいつくばらせようとする奴等はこの戦いに勝ったつ...

♪Get up,Stand up / Peter Tosh

Equal Rights Peter Tosh ボブ・マーリィの信念の強さや、ジミー・クリフの飄々とした軽さにもあこがれるが、一番シンパシィを感じるのはピーター・トッシュ。 かつて兄弟のようだったボブ・マーリィがよりマイルドに、ワールドワイドな方向へ進む中で見解の相違からボブと袂を分かち、生まれ育ったジャマイカに居座って、尖ったハードでシャープなメッセージに愚直なまでに頑固にこだわり続けたレゲエ原理主義者。約束された安住よ...

♪Should I stay or Should I Go

Combat rock / The Clash まるで何もかもを奪われ敗走を重ねるゲリラの一味のようなアルバム・ジャケット。「ロンドンは退屈で燃え上がっている」と1977年のファースト・アルバムで高らかに世界中へ宣戦布告した青きクラッシュの姿はもうこのアルバムにはない。 1980年の3作目『London Calling』では一直線なパンクサウンドから変貌し、50年代っぽいロカビリーや、スカ、ジャズまで取り入れたサウンドを展開。当時のクラッシュ・マ...

♪Authority Song

Uh HuhJohn Mellencamp(拙訳:Authority Song)奴等はいつもおまえを「そこそこの場所」に置いておきたがるそしておまえが笑っていりゃ安心する奴等はそんなのがキュートだと思い込んでるんだなまったくおかしなことだぜ、まったくよ俺は権威と戦う なぜって権威がいつも勝ちやがるから俺は権威と戦う なぜって権威がいつも勝ちやがるからガキの頃からそうしてきたんだでんぐり返りで登場だ俺は権威と戦う なぜって権威がいつ...

♪Fast Car / Tracy Chapman

Tracy ChapmanTracy Chapman(拙訳:Fast Car)速い車を手に入れたどこへでもいけるわたぶん私たち わかちあっていくのたぶん私たち どこかへたどりつけるわ0から始めるのだから、失うものなど何もないしどこへ行ってもここよりはマシ私たち 何かを始めるでしょうけど証明するものは何にも持っていなかった速い車を手に入れたここから抜け出す計画を立てましょうコンビニで働いてたのわずかな金のためにずーっとずーっと遠くへ...

♪前夜(桃花鳥-ニッポニア・ニッポン-)

夢の轍さだまさし「鴇が七羽に減ってしまった」と新聞の片隅に映りの良くない写真を添えた記事があるニッポニア・ニッポンという名の美しい鳥が多分僕らの生きているうちにこの世から姿を消してゆくわかってる そんなことは多分小さな出来事それより僕にはむしろ明日の僕たちの献立のことが気がかりI'm alright,I'm alrightそれに僕は君を愛してるそれさえ間違わなければ「今、若者はみんなAMERICA それも西海岸に憧れている」と...

♪Waltz for Debby / Bill Evans

Waltz for DebbyBill Evansビル・エヴァンス(p)、スコット・ラファロ(b)、ポール・モチアン(ds)のトリオによる、61年6月25日、ニューヨークの名門ジャズクラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」でのライヴ録音。10代の頃からロック中毒だった僕にとって、ジャズは小洒落た退屈な音楽でしかなかった。たらたらと冗長なソロを垂れ流し自己陶酔してる人たち、みたいな。それが大きな誤解であったことに初めて気付かされたのがこのレコー...

♪ Amezing Bud Powell Vol.1 / Bud Powell

Amazing Bud Powell 1Bud Powellピアノという楽器はどちらかというと女性っぽいというか、華麗で優雅といったイメージがある。ジャズ・ピアノといわれて一般的に真っ先にイメージするのはチック・コリアやキース・ジャレットのあの感じじゃないでしょうか?バド・パウエルのピアノはそんな華麗や流麗とは対極にある、ごつごつとして男臭く脂ぎった生々しい音楽。パウエルのピアノを聴くたびにピアノという楽器の正式名称は“ピアノ...

♪Qualtets / Stan Getz

QuartetsStan Getzスタン・ゲッツの音楽には羽根が生えている。アップ・テンポな楽曲ではまるで天国へ登っていくかのように雄飛していくそのメロディ。ダウンなブルースでさえ、まるで天使の羽根にくるまれるかのような甘く優しい気持ちにしてしまう。甘いといってもただ砂糖菓子のような甘さではない。心の内から湧き上がる甘い感覚、記憶以前に居たことがあるような何の辛さも厳しさもない世界の思い出のような甘さ。聞くところ...

♪Chet Baker Sings / Chet Baker

SingsChet Baker僕がこのレコードを聴きたくなるのは、きまって真夜中の一人の時間だ。ロマンチックなジャズ・ヴォーカルの名盤として必ずピックアップされるのがこのアルバム。確かにロマンチックだ。けど、うっとり聴き惚れるというよりはぎしぎしと心を締め付けてゆく感じ。そんな、どうしようもないようなこのレイジーさ。隠し切れない孤独と狂気が、甘く、クールでムーディでロマンチックなフレーズの隙間からぽろぽろこぼれ...

♪青空 / 上々颱風

上々颱風名曲撰I上々颱風人は誰でも ココロに 青空を胸にいつでも 青い空 抱いてる人の波に流され時の流れに洗われもうそんなに遠くへは行けはしないだろうくちずさむ歌もなく振り返ることもなく季節の風に吹かれて歩いてゆくのだろう好きだと何度も言いたかったもう迷わない遠く離れても人は誰でも ココロに 青空を胸にいつでも 青い空 抱いてる    (青空)西川郷子のうたと、猪野陽子のピアノ、西村直樹のコントラ...

♪Rain Dogs

Rain DogsTom Waits初めて聴いたときの印象は「??○△□??なんじゃこりゃ?」二度、三度聴いてもやはり「??○△□??なんじゃこりゃ?」…しかしそのいつまで経っても耳に馴染む事のない違和感が、だんだんと快感になってくるから不思議。異国風とか無国籍、といった言葉では表現しきれない、むせ返るような強烈な質感を伴った『におい』。あえて例れば、一昔前の香港やバンコクあたりの繁華街の裏路地を曲がったいかにもやばい感...

♪Martha

Closing Time Tom Waitsトム・ウェイツ1972年のデビュー・アルバム。アルバム・ジャケットの表現する世界どおり、裏通りの酔いどれ詩人が綴るせつなくけだるくやるせなくちょっと滑稽な物語の数々。どの曲もまるで映画のワンシーンのように映像がまざまざと浮かび、歌の中ではすべて語られる事の無いドラマに思いめぐらせてしまう。切り取られたフレーズの中に浮かび上がる人生の機微。そんな名曲だらけの中でも一番好きなのは、40...

♪Marie

Good Old Boys / Randy Newman(拙訳:マリー) 僕らが出会ったあの夜 君はまるでお姫様のようで 髪を高く留めていた 忘れることはないだろう 今、とても酔っ払っちゃってるんだ なんとかしなけりゃな 決して口にはしないだろうけど わかってくれないか 愛してしまったんだ 初めて会ったときから そしてこれからもいつも ねぇ、マリー 君は風が木立を吹き抜けるときに歌う歌のよう 君は花 君は川 君は虹 時々俺は気が狂ってしまう...

♪君にだけわかる言葉

君にだけ わかる言葉僕にしか わからない嘘たった一言で たったそれだけで僕の中にいつも君がいるふたりにだけ わかる夜も輝く空の向こうにたった口癖で たったそれだけで僕の中にいつも君がいる日本が生んだ偉大なるソウルシンガー、忌野清志郎。「トランジスタラジオ」に衝撃を受け「雨上がりの夜空に」に驚喜した1980年。あれからもう四半世紀以上も経ってしまったなんてね。あの頃20代後半だった清志郎ももう55歳。…僕ら...

♪ティーンエイジャー

THE仲井戸麗市BOOK仲井戸麗市ティーンエイジャーだった頃のように ガールフレンドになっておくれよ 恋に落ちたら恋する二人 他に何もいらなかった ねえ ガールフレンドに戻ってよ 学校は卒業したけれど ハッピーバースデイは重ねているけど 何を卒業したんだ..... 清志郎のこと書いたらチャボも書かなきゃ。この曲は1985年チャボのファースト・ソロ・アルバム『The仲井戸麗市Book』に入ってたかわいいラブソング。RCのアルバムには...

♪多摩蘭坂

BLUERCサクセション多摩蘭坂を登りきる手前の坂の途中の家を借りて住んでるだけどどうも苦手さこんな季節はお月様のぞいてる君の口に似てるキスしておくれよ窓から久しぶりにお月様を見た。このところ月の入りが早くてなかなかお目にかかれなかったのです。きれいな三日月。で、この歌を思い出しました。太陽がなければ僕らは生きていけない。けれど、お月様がなくてもやっぱり生きていけないのではないかと思う。もちろん、月なん...

♪You've got a Friend

TapestryCarole King(拙訳:You've got a Friend)トラブルに見舞われて落ち込んだときそして誰かに優しくしてほしいと思うとき何もかもがうまく行かないと思うとき目を閉じて、私のことを思ってみてすぐにそこへ駆けつけるから真っ暗闇のあなたの夜を明るく照らしてあげる私の名前を呼んでなにをしててもあなたの元へ駆けてゆくの冬・春・夏・秋 いつだってあなたはただ呼べばいい私はここにいるからだって、友達じゃないのもしあ...

♪Jealous Guy

ImagineJohn Lennon(拙訳:ジェラス・ガイ)昔の夢を見たんだそれで僕の胸は高鳴った自分の気持ちがコントロールできなくなりそうだ自分の気持ちがコントロールできなくなりそうだ君を傷つけるつもりはなかった泣かせてしまって本当にごめん君を傷つけたくはなかった僕はただの嫉妬深い男とても不安だった君がもう愛してくれないんじゃないかって心の中で震えていたんだ心の中で震えていたんだ君を傷つけるつもりはなかった泣かせ...

♪Hard Woman / Mick Jagger

She's the BossMick Jagger(拙訳:Hard Woman)彼女を喜ばせることは難しい彼女に伝えなきゃって思ったんだ彼女からはとても去り難いでも、彼女を行かせてあげなきゃ、って思ったんだ彼女からはとても去り難いけどそう思ったんだ彼女を喜ばせることは難しいそう、彼女は…僕は彼女を笑わせようとしたけれど彼女はダイヤモンドを欲しがった僕はただのロマンチストだった彼女はとてもつれなくて慈悲の心は何処に?愛情は何処に?ごら...

♪Independence Day / Bruce Springsteen

The RiverBruce Springsteen(拙訳:独立の日)親父は「もう遅いぞ」って言ってベッドへ向かういつもと何も変わらず 何も言葉を交さない僕は今朝、St.メアリーの門を通って出て行くつもりもし僕と父が何か手立てを考えたとしたって結局何にも変わらなかっただろうこの家の暗闇が 僕と父を捕らえていたしそれからこの街の暗闇もそうだけれど、決して奴等は俺に触れられないそしてあんたも奴等があんたにしてきたことを見てきた僕に...

♪人にやさしく

人にやさしく/ハンマーTHE BLUE HEARTS1985年の夏、19歳だった。友人が「かっこええバンドあんで」って貸してくれた一本のカセットテープに入っていた「1985」。“僕たちを縛り付けてひとりぼっちにさせようとした全ての大人に感謝します。1985年日本代表ブルーハーツ!”。そしてシングル盤で出た「人にやさしく/ハンマー」。衝撃的だった。シンプルなコードのストレートなR&R、シンプルな言葉とメッセージ。アマチュアみたいな...

♪そのぬくもりに用がある / サンボマスター

新しき日本語ロックの道と光 サンボマスター新しく出てくる若いバンドに興味が持てなくなってもうずいぶんになる。ロックの名で呼ばれる表現のスタイルはある程度出尽くしてしまって、何を聴いても「○○風」か「○○+△△」だな、なんて推測できる程度の刺激しかなかった。そんな中で偶然耳にしたサンボマスター。こいつらにはノック・アウトされた。ぱっと見、デブでめがねでオタクっぽくて本当に冴えない感じのVo&G:山口隆はじ...

♪Home Girl Journey / 矢野顕子

Home Girl Journey矢野顕子矢野顕子さんがピアノ一本で、日本の同世代もしくは矢野顕子を慕う世代のやや隠れた名曲をカバーしたアルバム。山下達郎やムーンライダース、RCサクセションから、槇原敬之、奥田民生、スマップまで!とりわけ好きなのは、大貫妙子作品の「会いたい気持ち」。しばらく遠くへ離れてしまう恋人へ会いに行くドキドキ感や、間に合わないかもしれない焦り・・・が元歌の何十倍も強く切なく感じられる。Jポ...

Appendix

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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