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ロックのゆりかご Before and Around of Rock’n’Roll あとがき

ロックのゆりかごBefore and Around of Rock’n’Rollまえがき 序 1 プレスリーの衝撃 第1部 2 カントリーブルース 3 ジャズのはじまり 4  デルタブルース 5 ジャグバンド 6 クラシックブルース 7 ヒルビリーミュージック 8 人間ジュークボックス 9 シティブルース 10 リズム&ブルースのはじまり 11 歌って踊れるエンターテイナー 12 100年の集大成 13 ホーボーソング 14 モダンブルース 15 ジャンプブルー...

Buddy Holly ロックのゆりかご(33)

1959年2月3日。こんなニュースが報道された。「アイオワ州クレアレイクでチャーター機の墜落事故が発生。パイロットを含む乗員4名が全員死亡。乗客は全国トップクラスのロックンロール・スター、リッチー・バレンス、J.P(ザ・ビッグ・ボッパー)リチャードソン、バディ・ホリーの3名。」1956年にデビューしヒット曲を連発していた若き才能は、一瞬にして失われてしまった。後にこの事件は「ロックが死んだ日」と歌われたけれど、...

The Everly BrothersとCliff Richard ロックのゆりかご(32)

ロックの歴史をひもといた本やブログ記事を読んで、あるいは数多あるジャズ本でもブルース本でも同じなんだけど、いつも残念だなぁ、と思うのは、どこかカテゴリー縦割り感があってカテゴリー外のものをことごとく無視してしまう傾向があることだ。特にロック史で大抵なかったことにされてしまうのは、エルヴィス徴兵/リトル・リチャード引退/バディ・ホリー死亡などでロックンロールの初期ブームが一度過ぎたあとの時期。ビート...

ソウル・ミュージック ロックのゆりかご(31)

1956年〜1957年にかけては、黒人プレイヤー側でもエルヴィスからの刺激を反映した音楽的変化が起こっていた。それが、リズム&ブルース〜ソウル・ミュージックへの発展だ。この時期、後のブラック・ミュージック史でレジェンドとされるアーティストたちが続々とデビューしたり革新的な楽曲をリリースしている。ゴスペル界のスターだったサム・クックは、ポップ・ミュージックの世界に転身し、“You send me”を始めとする、美しいメ...

ハードバップ ロックのゆりかご(30)

この「ロックのゆりかご」シリーズを聴いている間、古い音楽の古い音源をspotifyでプレイリストを作ったり、それをシャッフルモードにしたりして聴いている。ランダムに流れてくる音楽に「あら、これ誰だっけ?」ってなったり「おーっ、これかっこいいーっ!」ってなったり。昨日ハタと手が止まって「めっちゃかっこええやんっ!」って唸ってしまったのはこの曲でした。曲名は“Asiatic Raes”。ソニー・ロリンズの演奏だった。モダ...

ロカビリー ロックのゆりかご(29)

ロカビリーと呼ばれる音楽と、一般にロックンロールと呼ぶ音楽の区别がどこにあるのか、正直なところ僕にはよくわからない。音楽的にはほとんど変わらない。敢えて条件を挙げるとすれば、・少人数編成のバンドでリズムはシンプル。・ジャンプ・ブルースからの影響が濃いスイング感。・プレイヤーは白人。というところだろうか。最初のロカビリー・バンドとされるのは、バーネット兄弟が率いたジョニー・バーネット・トリオ。そして...

Fats DominoとニューオリンズR&B ロックのゆりかご(28)

ロックンロールのリズムの革新に、もう一方で間接的に影響を与えたのが、ニューオリンズのリズム&ブルースだった。例えばファッツ・ドミノ。或いはロイド・プライス。もっとディープでファンキーなのはヒューイ・ピアノ・スミス&クラウンズ。ファッツ・ドミノ。ロイド・プライス。ヒューイ・ピアノ・スミス。いずれもファンキーで、踊りだしたくなるような躍動感があります。また、歌い方もおおらか。揺れるようなリズム感。音楽...

Little RichardとBo Diddley ロックのゆりかご(27)

こうして1920年代から遡ってロックンロールのルーツたどっていくと、ロックンロールというのはリズムの革新だったのだということがよくわかる。スイング系のもったりしたリズムからエイトビートへ、更にはファンキーな16ビートへと続いていくリズムの革新に於いては、チャック・ベリーやジミー・リードよりも大きな役割を果たしたのが、リトル・リチャードとボ・ディドリーではなかったか。リトル・リチャード(本名Richard Wayne ...

Chuck BerryとJimmy Reed ロックのゆりかご(26)

チャック・ベリー(Charles Edward Anderson Berry、1926年10月18日 - 2017年3月18日)、ミズーリ州セントルイス出身のシンガーソングライター、ギタリスト。ロックンロールの創始者とされ、特徴的なギターリフを使った音楽スタイルは、後進のロックミュージシャン達に多大な影響を与えた。チャック・ベリーといえばロックンロール、ロックンロールといえばチャック・ベリー。ロック史に於いて欠かせない最重要人物の一人であること...

最初のロックンロール ロックのゆりかご(25)

最初のロックンロール・ソングは一体何だったのか。僕が古い音楽に興味を持ち出した頃は、1955年のビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツの“Rock Around The Clock”だとされてきてたけど、最近はいろんな見解があるようです。過去記事で紹介したものでいえば、1944年、シスター・ロゼッタ・サープの“Strange Things Happening Every Day”が最初のロックンロールだという説がある。それから、1946年アーサー・クルーダップの“That's Alrig...

十字路にいたエルヴィス ロックのゆりかご(24)

サン・レコードで5枚のシングルを残したエルヴィスは、翌1955年に大手RCAと契約し、全米デビューすることとなる。1950年代のアメリカでは、音楽も人種隔離的な扱いを受けている部分が多く残っていた。当時のロックンロールのヒットソングも黒人の曲をパット・ブーンらの白人がカバーし、そのカバー版が白人向けの商品として宣伝され、チャートに掲載され、またラジオなどで流れる傾向にあった。たとえ同じ歌を同じような編曲で歌っ...

Muddy Waters ロックのゆりかご(23)

マディー・ウォータース(Muddy Waters、本名はMcKinley Morganfield。1913年4月4日 - 1983年4月30日)、ミシシッピ州イサクィーナ・カウンティ出身のブルース・シンガー、ギタリスト。シカゴにおいてエレクトリック・ギターを使ったバンド・スタイルのブルースを展開し、シカゴ・ブルースの形成に大きな足跡を残した。マディ・ウォータースには、別格感がある。王者の風格というべき存在感や、孤高の頂きに立ったものだけが持つ凛...

メンフィスからシカゴへ ロックのゆりかご(22)

最初にブルースってかっこいいなと思ったのは、エルモア・ジェイムスだった。高校卒業前くらいだっただろうか。FMラジオで「ロックのルーツ ブルース特集」みたいのをやっていてチェックしたのだった。それから大学生になってすぐくらいの頃にタワーレコードでベストアルバムを買った。「ロック好きとして、ブルースは聴いておかなくては」と、本やアーティストの発言からそう影響を受けていたのだったと思う。エルモア・ジェイム...

エルヴィスが憧れた ロックのゆりかご(21)

「ロックゆりかご」シリーズ、ここまでは、1920年代のブラインド・レモン・ジェファーソンから始まって、デキシーランド・ジャズ、ジャグバンド、クラシック・ブルース、デルタ・ブルース〜シティ・ブルース、フォーク、ヒルビリーミュージック〜カントリー、ジャンプ・ブルース、ビ・バップ、ゴスペル、ドゥワップといろんな角度での重要アーティストをフォーカスしてきました。1920年代からのジャズとブルースをまとめあげたのが...

The Ravens ロックのゆりかご(20)

The Ravensは、1946年にジミー・リックス(James Thomas Ricks, 1924年8月6日 – July 2, 1974年7月2日)とウォーレン・サトルズ(Warren "Birdland" Suttles、1925年2月20日 –2009年7月24日)らにによって結成されたヴォーカル・グループ。その時代で最も成功し、最も影響力のあるボーカル・カルテットの1つであり、1940年代後半から1950年代初頭にかけてR&Bチャートでヒットを連発した。...

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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