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音楽歳時記シーズン3「立秋」

8月8日、立秋。暦の上では秋といわれてもちょっとピンと来ない、まだまだ真夏の真っ盛り。ただ、一番クソ暑い時期は乗り越えた感はありますね。風や空が少しずつ秋めいてくるまで、あともう少し。今年の夏は、久しぶりにハイパーマックスに忙しかった。かった、っていうか現在も継続中で忙しいのですが。ただでさえ夏は、下期のいろんな取り組みが増える上に、新人さんが入ってきて、新人さんに教えながら自分は自分で別の大きな...

音楽歳時記シーズン3「大暑」

立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれの前の18日間を「土用」といいます。この時期は季節のつなぎめの不安定な期間で、すなわち体調を崩しやすい。特に夏の土用の頃は、通常は一年で一番暑い時期。気温も高い上に多湿な日本ならではの湿気の高さが不快感をよりあおり体力を消耗させる。高温多湿な状況は、一般生菌類の活動が活発になりやすいわけで、体力減退+菌の活動となれば、病人死人がたくさん出るのもこの時期だった。そこで...

音楽歳時記シーズン3 「小暑」

7月7日が小暑。七夕なのに本格的に梅雨。じとじとと雨が降って鬱陶しいうえに、湿気が高くて蒸し暑い。頭はのぼせるくせに、足元は冷えたりして、どうにも体調の調節が難しい。よって、睡眠不足、食欲減退。だけど、食欲減るからって、あっさりしたものばっかり食べてたんじゃダメだ。どうせ麺類なら、そうめんよりも、ごってりした鍋焼き風味噌煮込みうどんとか、キムチたっぷりのチゲ鍋風うどん食べて汗をかくとかしたほうがい...

音楽歳時記シーズン3 「夏至」

節季は夏至。昼の長さと夜の長さが同じになる。この日をボーダーに、誰も気付かないうちに何かがそっくりと入れ替わる。その何とも言えない奇妙な感覚。その昼の長さが夜の長さへ反転する瞬間を見たいと思う。太陽の軌道が90°に達して折り返すその瞬間を。ふと思う。僕は、どこで人生の夏至を迎えたんだろうか。まだまだ長いと思っていた昼の時間が、気が付けば短くなっていて、いつの間にか夕方にさしかかっていた。なんだかな...

音楽歳時記シーズン3「芒種」

6月6日は二十四節気の「芒種」だった。芒種とは稲の種という意味、すなわち田植えの季節ですよ、という節季。朝晩は少し涼しいけれど、数日前に比べて湿気がずいぶん増してきた。もうすぐ梅雨入りだな。 週半ば、一番疲れを感じる木曜日。仕事を終えてぼーっとして聴いていたのはケン・ブースという人のベストアルバム。The Collection / Ken Bootheこのところようやく、外が明るいうちに帰ることも慣れてきた。会社を出たらまだ...

音楽歳時記シーズン3「小満」

麗しき初夏、と呼ぶにはもはや汗ばむくらいの陽気。ほんの数週間前にお花見で賑わっていた疎水沿いの並木では、桜がつやつやと新緑を繁らせている。花もいいけど、この時期のイキイキとした桜っていいな、と思う。5月21日が小満。小さく満ちるの言葉どおりに、あっちこっちに生命が満ちているのが感じられる季節。土手には雑草が繁って、蜂がブンブン。カラスたちがかまびすしいのは、縄張り争いか、恋の季節か。Char / Char当...

音楽歳時記シーズン3「立夏」

5月6日が立夏。そして、ゴールデンウィークも明日でおしまい。ってか、明日は仕事なんで、個人的には今日がラスト・ゴールデンウィーク。働き方改革の大号令の元、お休みもしっかり取得しなきゃいけない、ってんで比較的ゆっくり休ませてもらいました。休みの日は特に遠出することもなく、うららかな初夏の日を、だらだらと、のんびりと。混んでる日にわざわざ遠出してまで行きたいところもそんなにないしねー。どこに行っても、...

音楽歳時記シーズン3「穀雨」

「こんな甘っちょろいの、女子供の音楽だよな。」この曲、わたし好きだわ、という彼女に僕はそんなひねくれた返事をした。あら、それでけっこうよ、わたし女だもの。理屈ばっかり言ってないで、もっと素直に聴いてみればいいのに。「なんていうかさ、スピリットを感じないんだよ。心かきむしられるようなブルース臭っていうか、そーゆーのがさ。よくできた作りものっぽいんだよ。」ふーん、あなたの好きだっていうロックにだって、...

音楽歳時記シーズン3「清明」

平成の元号も残りあとわずか、ってことで平成を振り返るときに必ず出てくるのは「バブル」。音楽シーンでバブル前夜から変わったことといえば、ブラック・ミュージックがおしゃれでかっこいいツールになったことだった。ついこの前までメタルだった男や聖子ちゃん派だった女がいつのまにかブラコン派に転向していたりして、、、まぁそういうタイプとはあまり友達にはなれなかったけど。86年~87年頃には、フレディー・ジャクソ...

音楽歳時記シーズン3「春分」

節季は春分。いよいよ本格的に春。寒さとあたたかさを螺旋状に繰り返しながら春めいてきた季節が、春分のコーナーを曲がればぐんと春の色調を増してくる。今日は最高気温19℃くらいまであがるそうだ。春はいいな。土手の菜の花みたいに、すっくと背を伸ばして日差しを浴びたい気分。古いかさぶたがぼろっと剥がれて、ツルツルの新しい肌が顔を覗かせたような気分。ぼんやりした眠気がなかなかとれないけれど、冬の間、外界と生身...

続・音楽歳時記「啓蟄」

一雨ごとに春めいていく3月。日射しは明るく、どんどんあたたかくなっていくというだけで、なんとなく心も晴れやかになってくる。なにしろ冬は苦手なのだ。3月6日が啓蟄。冬眠していた虫たちがそろそろとはい出してくる頃、という意味だ。冬の間、小さく縮こまっていた心の奥の何かも、もぞもぞと動き出してくる。晴れやかな気分、何かキラキラした音が聴きたいなぁ、って引っ張り出してきたのが、スクリッティ・ポリッティの“C...

続・音楽歳時記「雨水」

冬の日、穏やかな休日。奥さんも娘も出掛けてしまって、ひとり新聞など目を通しながらぼけっとテレビを観ている午後。寒さは少しゆるんできたとはいえ空気はまだまだ冷たくて、今日はなんとなく表に出掛ける気にならない。こういうのもいいよね。何でもない休日の何でもない時間。ふと、無職だった頃の茫洋とした時間を思い出す。Hosono House / 細野晴臣はっぴいえんどは、人が持ち上げるほどには好きでもないし、YMOにも興味...

続・音楽歳時記「立春」

今日が節分、明日は立春。暦の上ではここから春。今日はわりと暖かかった。このまま暖かくなるわけもなく、まだまだ寒い日は続くだろうけど、なんとなく底を打った感はあって、どこか気分が明るくなるのですよね。お日様の光も心なしか力強さが増してきた気がする。季節が巡っているのを感じる。少しずつ気は満ちて来ている、と。陽当たりのいい土手ではもう菜の花もすっくと背を伸ばして早くも小さな花を咲かせていた。The Crossi...

続・音楽歳時記「大寒」

1月20日が大寒。昼間はあったかかったけど、夜は冷えるね。っていうか、凍えると言った方がいいのかもしれない。冬はあんまり好きではないけれど、星がきれいなのは冬のいいところ。空気が澄んでチーンと静まり返った夜。南西から北東にかけてうっすら流れるうろこ雲。南東の空に白く輝くのがシリウス、その少し南にオリオン座のリゲル。お月様が明るくてプロキオンやベテルギウスはちょっと見えないけれど、もう少し月が西へ動...

続・音楽歳時記「小寒」

Down by the Jetty / Dr. Feelgood吹きっさらしの波止場で、風に立ち向かう4人のむさくるしい野郎ども。この面構えがなんともかっこいいよね。お正月休み、だらだら過ごして弛緩したアタマとカラダをぎゅっと引き締めるには、こういうラフでシャープなのが必要だ。年明け最初の節季、小寒の一枚はこれでいこう。ドクター・フィールグッドのデビュー・アルバム、『Down By The Jetty』。時代の流れとはまるで無関係にプレイされる...

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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