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♪CRUSIN' STORY 1955-1960

Crusin' Story / Various Artistsさてさて、いろんなコンビレーション盤についていろいろ紹介して参りましたが、結局のところ一番よく聴くのは何だ、と言いますと、こーゆーべたべたなオムニバスだったりします。とにかく50年代後半のヒット曲をこれでもか、とぶちこんだ3枚組。ジャケットこそかなり軽いですが、けっこう骨太のロックンロールやロカビリーと甘々のドゥー・ワップやR&Bを網羅しているアルバムです。まずロッ...

♪GUMBO YA YA

Gumbo Ya-Ya / Various Artistsさて、ブラック・ミュージックに戻って、ゴキゲンな一枚を。音楽の都、ニュー・オーリンズの、とにかくファンキーでゴキゲンでホットなテイクを集めたこのコンピレーション。実はこのアルバム、学生時代、ボ・ガンボスが盛り上がっていた頃に一度ゲットしたものの、いまいちよくわからなくって一度は中古屋に売り払ってしまった過去があるのですが(苦)、無職時代にニュー・オーリンズを旅して以降...

♪THE BEST PUNK ALBUM IN THEWORLD・・・EVER!

The Best Punk Album In The World,,,Ever! / Various Artistsシングル・ヒット中心だった価値観をひっくり返したのはビートルズの「サージェント・ペッパーズ」。その後は猫も杓子もトータル・アルバム、コンセプト・アルバム、より深く、より難解に、よりテクニカルに、というものが主流の時代が続くのだけれど、それをもう一度シングル中心の世界、金のないキッズがなけなしのおこづかいで楽しめる世界へとゆり戻したのが、パン...

♪BRITISH INVASION

British Invasion / Various Artistsお気に入りのオムニバス盤を拾っていくとついついブラック・ミュージック中心になってしまうので、ここらでロックを一発。オムニバス盤というのは基本シングル・ヒット中心になるのだけれど、そもそもビートルズが「サージェント・ペッパーズ」をリリースするまでは、アルバムというものはシングルの寄せ集めだった。頭でっかちのコンセプト・アルバムに$25も出すよりも、ラジオで聴いたお気...

♪BEATLE CLASSICS

Beatle Classics / Various Artistsこちらは同じくP-Vineの、ビートルズがカヴァーした曲の原曲シリーズ。ストーンズ盤と比べると、ストーンズとビートルズの共通点と相違点がよくわかる、というシロモノです。ビートルズが選んで演奏した曲たちの個性は、実にバラエティー豊か。ストーンズが手を出さなかった、ロカビリーのカール・パーキンスやジーン・ヴィンセント、カントリーのブッチ・オウエンスらを取り上げているのが...

♪ROLLING STONE CLASSICS

Rolling Stone Classics / Various ArtistsRolling Stone Classics 2 / Various Artistsコンピレーション盤にとって大切なのは編集のコンセプト。たくさんのアーティストのそれぞれの楽曲を、どういう切り口で並べるか。バラエティー感をしっかり出しつつ、全体のトーンの統一感を保つ、ここがぶれると脈絡のない寄せ集めレコードになってしまいます。という点で素晴らしいのがP-Vineのクラシックス・シリーズ。これは、ロ...

♪VEE JAY STORY

Big Boss Man -The Vee Jay Story- / Various Artistsチェスと並ぶシカゴの黒人音楽レーベル、ヴィー・ジェイ。ゴリゴリにディープなチェスも素晴らしいですが、ヴィー・ジェイの音はもう少し洗練されていてゆるゆるなのが魅力。少し都会的っていうか、チェスよりもやさぐれていないっていうか、マディーやエルモアのゴリゴリのブルースではちょっとへヴィーすぎる、と感じるときにはヴィー・ジェイがよく効くのです。大物ブルー...

♪CHESS STORY

Chess Story Vol.1 From Blues to Doo Wop / Varios ArtistsChess Story Vol.2 from R&B to Soul / Various Artistsアトランティックと同じ時代に、もっと小規模ながら、黒人たちのための黒人音楽を録音していたのがシカゴのチェス・レーベル。当時シカゴでは、マディー・ウォータースやウィリー・ディクソン、ジミー・ロジャースやリトル・ウォルターらそうそうたるメンツが南部直送のどす黒くてへヴィーなブルースを日夜プレイし...

♪ATRANTIC RHYTHM AND BLUES 1947-1974

ATLANTIC RHYTHM & BLUES / Various Artistsリズム&ブルースのコンピレーション盤といえば、何はともあれアトランティックです。これは1947年から74まで、アトランティック・レーベルの歴代R&Bヒットを網羅した7枚のシリーズ。実は金がなくって中古をバラ買いしたので、未だにVol.1だけが揃っていないのだけど(笑)。なんといっても最初にガツンときたのは、66年から69年のヒット曲がたっぷり詰まったVol.6だった...

♪AMERICAN GRAFFITI

冬休み、娘がどーしても行きたいって言うんで、とある娘がお気に入りのバンドのインストア・ライヴに付き添いで行ってきた。ついこの前までは女児アニメやゲームにしか興味がないと思っていたけど、娘ももう15才、熱中するバンドのひとつやふたつあってもおかしくはない。ティーンエイジャーだもんね。そして、僕もそうだったもんね。別にうらやましくはないけれど、若いっていいよね。これから先、夢中になれるものがいっぱいあ...

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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