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♪INTO THE MUSIC -My Vintage(12)ー

イントゥ・ザ・ミュージック(紙ジャケット仕様)
Into The Music / Van Morrison

Released:1979

毎日忙しい日が続いています。
年明け以降、ちょっとフェーズが変わったというのかな、それに心境の変化も少しはある。
信頼を得るためにがんばってきた時期は済んで、求められる信頼に応える時期にきているみたい。
今までは「それは自分のテリトリーじゃないから。」と拒否していたようなことも、求められるモノ全部受け止めて受け入れてとにかくやってみようと今は思っています。
我ながらよく働いているなー、しかし(笑)。
でもね、意外と疲れない。
たぶん、それは「楽しい」からだと思う。
やってみたら意外とできるのかも、というような自分自身への手応えが自分自身で楽しくて、そのことがエネルギーの再生産になっているような気がしています。
ちょっと新しい自分に出会えそうなワクワク感。
40半ばでそんな気持ちになれるなんて、ありがたいことです。


今回のMy Vintageシリーズは、そんなポジティブなエネルギーに満ちた一枚、ヴァン・モリソンの『イントゥ・ザ・ミュージック』を。

これまでも何度か記事に書いたことのある大好きな1曲、“Brightside of the Road”から、“Full Force Gale”“Steppin' Out Queen”と続くポップでパワフルな怒涛の3曲。
パワフルといっても力こぶカチンカチンの力任せの体力勝負のパワフルさではない、エネルギーがみなぎっていてしゃんと背筋が伸びている、指先まで気が満ちているような力強さが素敵だ。
一転、静かな夜明けのような“Troubadours”、アイルランドの風景や踊る娘たちの姿が目に浮かぶような牧歌的な“Rolling Hills”
そして、どこかふっきれた感じのする“You Make Me So Free”

♪How can I even talk about freedom
When you know it's sweet mystery
But baby I wanna say that you make me feel so free

どの曲も、フィドルがいい味を醸しだしていて、ホーン・セクションや女性コーラスがかっこいいんだな。
月並みな表現だけれど、やわらかく心を包み込んで、心の内側からポカポカと温まってくるような感じ。
ソウルフルとはまさにこのことだ。

そういえば3年前の記事にはこんなことを書いていた。
「願わくば、これからはソウル・ミュージックのように生きていきたい。
たくさんの人の心の泉でエネルギーが干上がりかけている。
誰かの歌が僕のエネルギーの源になってくれるように、そのことに励まされ勇気づけられていくことがまた誰かのエネルギーになればいいな、と思う。
そうやって世界中にソウルが満ちていけばいい。
そんなことを夢に見ながら、聴いていた“Brightside of the Road”。 」

ほんの少しだけれど、その頃描いたイメージに近づけているような気がする。
今は、かもしれないけれどね。
あんまり青筋立ててがんばってもろくなことにならないことはかつて経験済みだから、背負わず気負わず楽しみながら、自分なりのソウルを手に入れる事ができればいいな。




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コメント

[C1750]

Okadaさん、お疲れさまです。
僕もこのところ毎日0:00時回っての帰宅になってしまってます。何をそんなにやることあるんだかね(笑)。
気を張っているからでしょうか、そんなに疲れないというのは。
ただ、10日に一回くらいは、ブレイカーが落ちたみたいにまるで頭が回らなくなったりします。
楽しく出来ているのは、今の環境、周りのみなさんのお陰ですよね。感謝です。
環境が変わればとたんにダメダメ男になってしまうかも、って思っています。。。
  • 2013-02-20 08:02
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C1749]

この時期はぼくの会社も忙しく、さっき帰ってきたとこです。
意外と疲れないって、羨ましい〜。
ぼくはかなり疲れまくってます(笑)。
仕事を楽しむ余裕が無いんだろうなぁ。
自分の思い描いたイメージに近づけるなんて凄いですね。
ぼくはだんだん遠ざかってる気が…。
ヴァン・モリソンの声が沁みるなぁ。

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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