昨日は久しぶりに仕事を早く終えて退社した。 この一ヶ月と少し、仮に震災がなかったとしてもいろんな業務の変更があって鬼のように忙しい状況だったのに追い討ちをかけるように震災関係のイレギュラーなども重なって、今自分が何をやってるんだかよくわからなくなるような忙しさの毎日だったのだ。 ようやく少し、とりあえずの峠は越した感がある。 たまに早く仕事を終えたのだからさっさと帰ればいいものを、久しぶりに本屋やCD屋をぶらぶらして歩いた。特に何か目当てがあるわけではないけれど、自分なりのリフレッシュだ。 で、うろうろしていた某大手レンタル店のレンタル落ちのワゴンで発見したのがこれ。 SOSが鳴ってる / 麗蘭 麗蘭が13年ぶりにレコーディングした2004年のアルバム「SOSが鳴ってる」。
50円という、チャボと蘭丸にあまりにも失礼な価格に憤慨し、即救出。
実はこのアルバム、発売当初に聴きはしたのだけれど、さっさと売ってしまっていた。
イラク戦争にインスパイアされて作ったといわれるこのアルバム、なんだかやんちゃ坊主だったチャボが妙に暑苦しくお説教臭くクソ真面目になった気がして、その当時の僕はなんだかすごく違和感を感じてしまったのだ。
昨夜早速久しぶりに聴いてみて、唸る。
救いを求めてる 崖っ淵に立つあの人の叫び oh,oh
助けを急いでる 心失った人の....... SOS oh,oh
僕等は誰かを守るため 何をどれだけ差し出せるだろう
(
SOSが鳴ってる )
あぁ、まるで今の状況のために歌われたような歌だ。
そしてチャボはこうも歌う。
さあ長い夜に嘆くのはもう終わりにして
俺と一緒に口ずさもう いつかのあのメロディー
(Get Back) そういえばこんなふうに、ギターがよく鳴っている音楽を聴くのはずいぶん久しぶりのような気がする。
こんなふうにシンプルなビートでロックする音楽を聴くのはずいぶん久しぶりのような気がする。
忙しさやら何だかよく判らない重圧やらにうちのめされて、自分が自分であるための拠り所を見失っていたような気がする。
それじゃ元気が出ないのも当然だ。
とりあえずの峠は越したけれど、どうせまたすぐに次の峠がやってくる。
自分のリズムを取り戻さなくっちゃ。
ちなみにこのアルバムで今一番しみるのはこの曲。
耳慣れたR&Bのリズム、スティーヴ・クロッパーみたいなソウルテイストのチャボのギター。
シンプルなラヴ・ソング。
シンプルなLove Song 聞きたいのさ今夜は
やっかいな気分を ひきずるこんな夜には
メンフィスの月でも 思い出せるような
Soulfulなフィーリング 思い出させておくれよ
(Simple Love Song)
そう、やっかいな気分をひきずるこんな夜。
だからこそ、だからこそ.......Fa Fa Fa Fa.......って鼻唄で歌ってしまうのがいい。それがいい。
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明け方までハシゴ酒で徘徊とは相変わらずタフですねぇ!いや、男には時として必要なことです!その節は、お供させていただきます(笑)。