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音楽歳時記シーズン3「小満」

麗しき初夏、と呼ぶにはもはや汗ばむくらいの陽気。
ほんの数週間前にお花見で賑わっていた疎水沿いの並木では、桜がつやつやと新緑を繁らせている。
花もいいけど、この時期のイキイキとした桜っていいな、と思う。

5月21日が小満。
小さく満ちるの言葉どおりに、あっちこっちに生命が満ちているのが感じられる季節。
土手には雑草が繁って、蜂がブンブン。
カラスたちがかまびすしいのは、縄張り争いか、恋の季節か。

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Char / Char

当時、天才若手ギタリストを騒がれたらしいCharのデビュー・アルバム。
「らしい」っていうのは、当時さほど興味はなかったからだ。
このアルバムは76年?もうちょっとあとで「気絶するほど悩ましい」がヒットした頃にテレビで見た記憶はある。ツイストや桑名といっしょに新々御三家扱いで早熟な一部の女子たちがキャーキャー言ってたというイメージしかない(笑)、まだ小学生だもんな。
アルバムをちゃんと聴いたのは、ずいぶん後になってからだった。



Charのクリアーなギターの音色は、この季節がよく似合う。
艶があって、伸びやかで、湿度が低くてさわやか。
テクニカルだけど、テクニカルな音楽にありがちな機械的幾何学的な印象がない。
っていうか、正直ギターのテクがどーだのこーだの、インプロビゼーションがあーあこーだのということはあんまりどうでもいい。
何が素晴らしいかっていうと、グルーヴだ。
圧倒的なグルーヴ感。
しっかりと練り込まれたアレンジでありながらも、その演奏はとても肉体的だ。しかも肉体的でありながらも粗野で野性的ではなく、ある種の上品さやインテリジェンスが感じられる。一部の曲はベタでバタ臭い歌謡曲チックではあるけれど、それすらクールに見えてくる。
そして、なにしろ明るくて力強いこと。
明るいといっても能天気な明るさではなくって、お日様の光をいっぱいに浴びた新緑のような明るさ。
力強いといってもただ馬力があるパワフルさではなくって、生命力を感じさせるような凛としてきりっとしてしなやかな力強さ。
そんな音楽の力がみなぎっている。

音楽を聴くという行為は、或いは小説にせよ、絵画にせよ、表現されたものを鑑賞することは、その感情がプラスであれマイナスであれ、その作品に込められたエネルギーをいただくということに他ならない。
誰かの発したエネルギーが自分のエネルギーになって循環していく。

小満。
急な暑さにちょっとバテ気味。
エネルギーを補充して、満たされた気分で過ごしたいね。





六甲おろしと信頼と共感

エース菅野を、ホームラン4本を含む10得点でノックアウト!

最終的には追い上げられてタフなゲームにはなったけれど、ちゃんと勝ちきった。
負けっぱなしだった首位ジャイアンツ相手に連勝。
まさかこんなに逞しいゲームを、あのひ弱なタイガースがするようになるとはっ!


「働き方改革」ってこともあって、タイムカードどおりにちゃんと残業代は支払うからとことん残業を削減しろ、との大号令。
って簡単に言うけど、仕事量が減るわけじゃないからこれはけっこう大変な課題。
仕事の計画を組んで、一生懸命集中して、って感じで定時までちゃんと仕事すると午後6時にはけっこうヘトヘトになる。
タイムカードを押して職場を出ると、ちゃんと仕事したご褒美みたいにまだ外が明るい。
さっさと家に帰ればいいんだけど、なにしろこの20年、7時台に家に居たことなどないのでテレビのチャンネル権は妻子にあるわけで、そーなるとラジオで野球中継なんて機会が増える。
明るいうちにビールなんぞ飲みながら、スマホのアプリで。


関西生まれ、関西育ち、ともなれば、当然のようにタイガースファンです。
長年タイガースファンをやってると、勝った負けたの一喜一憂だけではない野球の楽しみ方を体得することになる。
ちょっと勝ったくらいで「優勝だーっ!」なんて騒いだりはしないのだ。
それよりおもしろいゲーム、ワクワクするようなゲームが観たい。

金本監督を悪くいうつもりはないけれど、去年のチームの野球はどうにもちぐはぐでつまらなかった。
この間のタイガースの若手たちの躍進は、間違いなく矢野監督のチーム運営によるものだよな。
選手と一緒に喜び、選手と一緒に悔しがり、控えの選手をも労い、勝てば選手の手柄、負ければ監督の責任とはっきり言う。
「誰かを喜ばせる」っていうチーム方針もすごくいい。
前任監督のときはチームの空気がすごく重かった。
活躍してもよくある体育会的なイジリ、失敗すればするほど重なっていくプレッシャー。
それが今はみんな楽しそう。っていうかイキイキしてる。
勝ちを重ねる毎に「俺たちはやれる!」という自信を得、自信を確信に変えていく。
そういう姿をみるのは、すごく清々しい気持ちがするもので、そういう試合をみせてくれるのなら、もはや結果として勝とうが負けようが満足なんですよね。

矢野監督のチーム運営にはとてもたくさんの人生へのサジェスチョンが含まれていると思う。
なんていうんだろうか、一言で言えば人間本位の組織運営。
人間関係のベースに、信頼と共感がある。
もちろん、まずは方針が必要だし、規律や戦略も必要だ。
気合いや根性だってときには必要なわけで、そういうことを頭から否定するつもりはない。
でも、まずはやっぱり信頼なんだな。
よくあるのは上司側からの一方的な「信頼してるから」という勘違い。そういう一方的な信頼は結局プレッシャーになるか、そんたくになるか。
信頼をちゃんと形にするためのキーワードが共感だと思う。

人間っていうのは、集団で生きる動物だからね。これはもうなんであれDNAに刻み込まれている。そして根本的には所属集団の役に立ちたいと思っている。
仕事はもちろんだけど、家庭だって小さな組織。友人関係だってゆるやかでもひとつの集団。
人をけなしたり叩いたり、自分目線で自分の考え方を教え込もうとしたって結局人の成長に効果はないんだよな。
自分を変えることができるのは自分だけ。
自分が変わりたいと思えるかどうか、それは「強制」や「義務」や「指示命令」、ましてや「誹謗中傷」なんかではない。
「信頼」と「共感」。

ま、そうは言ってもなかなか自分がそうできてるわけではないんだけどね。
ただ、そうでありたいとは思うよね。

おぉ、野球の話からけっこう真面目な話になってしまいました。

景気付けに聴くのは、これしかないでしょ。







昔の友達と昔からの友達

高校時代の友人WからLineが来たのは、ゴールデンウィークが終わった週明けのこと。
以前に高校の同窓会があったときに携帯番号を公表していたから、きっとそこからたどったんだろうと思う。

「今どこに住んでる?」
「京都。」
「元気にしてるのか?」
「まぁ、それなりには。」
「俺も仕事でよく京都行くわ。」
「そうか。」

高校一年の頃、学校帰りによくWの部屋へ遊びに行った。
当時Wはピンクフロイドの大ファンで、古いロックを聴きまくっていた。
スプリングスティーンやヴェルヴェッツやドアーズやフーをWに教えてもらった、そういう意味ではWは僕の人生を振り返ったときには欠かせない一人の登場人物である。
二人とも勉強もスポーツもいまいちで当然女の子にもモテるわけもなく、うだつの上がらない醒めた高校時代を送っていたのだ。
しらけきっていた。
このまんまなんてことなくフツーに、しょぼくておもしろくもなんともない大人になるんだろうな、ってあの頃は思っていた。
いや、ほんとはそうじゃないだろと思っていた。そう思いながら、クラスメイトたちの顔色を伺って醒めたポーズをとっていたのだと思う。
孤立するのが怖くて周囲にあわせていた。
そんな自分が好きじゃなかった。
だから僕は、高校卒業と共に町を離れたんだ。

就職してしばらくして一度だけWと会ったことがある。
その頃、Wはもうロックを聴かなくなっていた。
「もう、ロックなんか飽きた。」
と言い、仕事の愚痴やどうでもいいテレビ番組の話をする奴の言葉を聴きながら、なんだかつまらない奴になってしまったんだな、って思ったのだった。

当たり障りのないやりとりのあと、

「来週、◯◯で、OとSといっしょにゴルフをやるけど、どう?」

って。

まぁ、そんなことだろうと思ったよ。

ゴルフ?
残念ながら、まるで興味がない。
ゴルフが悪というわけではないけれど、そういうものが象徴するおっさん的価値観をずっと遠ざけてきたのだ。

俺はあれから、いろいろあったんだよ。

高校時代のことなんて、正直おもしろくも懐かしくもなんともない。
どうせ会ったところで、どうでもいい世間話で時間が潰れるだけだ。
30数年という時間で自分の中に起きた変化は、きっと奴には伝わらない。

僕はこう返信を書いた。

「ゴルフはしません。
正直、高校時代のことはおもしろくも懐かしくもないので、距離をおいています。」

奴からは、
「そんなこと言うなよ。OもSも懐かしがってるし。」
という返事が来たけれど、やっぱり気持ちは向かない。

残念だけど、俺は今の方が
あの頃の何百倍も楽しいんだ。



ゴールデンウィーク前後はたまたま昔からの付き合いの友人に会う機会が多かった。
大学時代の友人、最初の会社の友人、就職してすぐの頃の仲間。
それなりには懐かしい。
自分の過去を振り返ってみる上では悪い機会でもない。
でもさ、「昔の友達」との懐かしいなぁ、なんて会話はものの15分もすればネタ切れになる。
そういう会話が終わったあと、1時間も2時間も当たり障りのない会話をするのはなかなかの苦行ではある。
わかりきっている苦痛を辛抱しながら酒を飲むなんて、仕事の付き合いだけで十分だな。

大学時代の友人でも、つい最近、ほんとに久しぶりに会った男がいた。
彼は当時、劇団の看板役者で僕は音響や照明や端役でちょこっと、みたいな立場だったから格が違ったんだけど、
「あのお前がそういうこと言うようになるとはなぁ。」
とか、当時のまんまの上からっぽく話をするからカチンときてさ。
そのくせ、
「あと20kg痩せてたら、今でもモテモテなんやけど。」
とかわけのわからんことをぬかすから、なんだか悲しくなった。
お前、まだそんなとこにおるんか。
若き日の成功体験に追いすがって現実を見ようともしないなんて、悲しすぎる。
当時「勝っている」と思って見下していた僕がとても楽しそうなので、そうじゃない自分を見るのが嫌になったんじゃないのか?



「昔の友達」って、なんだろう。
「昔からの友達」は別だ。
当時は当時、今は今。
生きてりゃ当然いろいろあって、好みも性質も考え方も少しずつ変わる。
そのことをお互い受け入れて、今の話ができる人たちとのお付き合いは楽しい。
どーでもいいバカ話であったとしても、すっきりする。
「昔の友達」と「昔からの友達」の差はあまりにも大きい。
その違いはなんだろう、その違いはどこから来るのだろう。


Wが好きだったピンクフロイドにこんな歌があった。

おまえは若いゆえに人生はまだ長く
今日も持て余すほどの時間がある
だがある日、おまえは気づく
十年という月日が
とっくに過ぎ去ってしまっていることを
(Time)

そんなふうに人生を過ごしたくなかったから、僕は僕なりに遠くを目指したんだ。
この先はもう、無理して理解を求めないと伝わらない人たちとのお付き合いはできるだけスルーしたいな。
気が合う人とだけ、楽しく過ごしたい。


さよなら、W。
君を懐かしいと思うことは、これから先もずっとない。







リズムを選ぶ / 音楽を言葉にする

ロックのビートが自分を打って去るその瞬間を、どんな形ででもよいから書きとめておきたかった。文章を書けば書くほど、ロックそのものから遠ざかってしまうような気もしたが、瞬間の印象を書きとめておかなければ、ぼく自身が空中に霧散してしまうようで怖かったのだ。

これは、山川健一さんの「壜の中のメッセージ」という小説集の中の一作“青い空との別れ”という作品の中の一節。
ゴールデンウィークで部屋の片付けをしていたら段ボール箱の底から出てきて、つい夢中になって読みきってしまった。

これ、初めて読んだのはいくつくらいだっただろう。
高校3年生だったか、大学に入ってからだったか。まだ元号が昭和だったことは間違いない。
主人公が、ミュージシャンではなくロック評論家志望であること、そのロック評論家志望が呟く「なぜ音楽を言葉で表現しようとするのか」に強く共感したのを覚えている。

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壜の中のメッセージ / 山川健一

今思えば、若さゆえの刹那的な発想であって、実際に年をとってみると、若い頃に感じたことを失わずに大人になることは可能だったし、人生は若い頃に想像していたよりも絶望ばっかりでもなく、はるかに楽しめるものだと気づくのだけれど。
でも、これを読んでいた当時は、切実な言葉として心に響いたのだ。
今、感じている何か。
うまく言葉にできそうもない何かを、なんとかして表現できる術はないものか。
言葉でなくてもいい。誰にも伝わらなくてもいい。ただ、この気持ちを何か形にしてみたい。
そうは思ったものの、なんにもできることはなく、モヤモヤを抱えていたのだったと思う。

主人公はある女性から「ロックは言葉で表現できない」という言葉を突きつけられる。

「私は、あなたみたいに自分が思っていることをうまく言うことができないの。でも、このことだけははっきり言うことができる。
それは、あなたが、このレコードはなかなかよくできている、って書くのは間違いだってことよ。このレコードは力作である、新たなロック・シーンを切り拓いた名作である。そんなことは誰も聞きたいとは思っていないわ。なぜ一言、ぼくはこのレコードが好きです、って書かないのよ。」

この言葉は、ロックンロールという音楽の持つ衝動への欲求と批評性という矛盾を的確に捉えて衝いている。
ロックを言葉で表現することはとても難しい。
っていうか、どれだけ言葉を尽くしたところで、ロックンロールのギターの音一発、ドラムのひと叩き、シャウトひとつには到底叶うはずはないのだ。
ただ、ロックという音楽は、決して有り余ったエネルギーを発散するだけの音楽ではない。溜まりまくったストレスを放出するだけの音楽ではない。
そこには、その作者なり演奏者なりの世界に対するスタンスがあり、世界の切り取り方がある。そこも含めて僕らは共感したり、自己投影したりする。
だから「このアルバムが好きだ。」だけでは、やはりなにかを伝えたことにはならないのではないか。
なぜ好きか、どう好きか、どこがどういうふうに響いたのか、そのことを伝えようとする言葉の模索の中にエモーションがこもる。
その人の人柄やこれまでたどってきた人生や、今の暮らしが浮かび上がってくる。

ロジックとエモーション。
ロジックを伝えようとする中に込められるエモーションこそがロックンロール的なんじゃないかと。
ロックについて語っていようといまいと、心の中にあるひとつのイメージや複雑な形をしたもやもやしたものを、なんとか言葉を費やして形にしようとする絵や写真や文章に触れると、とても嬉しい気持ちになるのは、きっとそういうことだろう。


この作品にはもう一ヶ所、長く自分の心に留まり続けた言葉があった。
主人公は、女の子と待ち合わせをしている喫茶店で流れてきたスーパートランプの“Breakfirst In America”を聴きながらこんなことを考える。

リズムを選ぶということは大切なことだ。
しかもむずかしい。
どんなリズムで毎日を暮らすか、ということで生涯が決まってしまう。
縦切り型のパンクのリズムで一生を駆け抜けてしまうのか、ウェスト・コースト風ののんびりしたリズムでくつろいで、どこまでも続く退屈な日常というものに耐えていくのか。


どんなリズムを選ぶのか。
自分の心にちゃんと響いてくるリズムはどういうリズムなのか。
どんなリズムを鳴らすのかとは、つまりはどんな生き方を選ぶのか、ということだ。
これはけっこう真に受けて、「ロックだぜ!」と鼻息を荒くしたもので、結果として不要な敵を作ったりもしたけれど、迷ったときに前を向く推進力にもなってくれた。

「どんなリズムで毎日を暮らすのか?」という問いに対して今ならばどういう答を選択するだろうか。
自分なりに得た結論は「心の風向き次第で選べばいいんじゃない?」ってところだろうか。
「俺はこれ一筋」なんて絞る必要はなかった。
パンクなビートもブルーズの鼓動もレイドバックしたリズムもどれもあり。
退屈さえも楽しめるくらい楽しいことはあっちこっちに転がっていて、それを楽しめるかどうかは心の持っていき方次第。
ただ、なんであれリズム、ビートは感じていたいよね。
自分のビートをキープする、そのことで不要ないざこざや、ちょっとした迷いから解放させる。
そうして自分のビートを鳴らし続けることさえできれば、たぶん間違わない。間違いだとしても気にならない。間違ったとしても悔やむことはない。
久しぶりに再読して、改めてそういう気がしてきた。





音楽とは沸騰であったのだ

言葉の問題をやっておれば、言葉が様々な拍子で沸騰しますし、舞台などでたわけた仕草をしておれば体が沸騰しますしね。
そうか、いま気付いた。
わたしにとって音楽とは沸騰であったのだ。
沸騰しておるのだが、ただ単に水が沸騰しておるのではないのだ。
からだや、おもいや、ことばや、悪意や、その他さまざまのものが沸騰する力がわたしにとっての音楽であるのだ。

音楽について書かれた、心に残るフレーズ。
これは、町田康さんの「へらへらぼっちゃん」の中の“音楽とわたし”という文章の一節です。
「くっすん大黒」で文芸賞を受賞し、パンク歌手・町蔵が作家・町田康として名が知れ始めた頃の文章。
今や大作家の貫禄さえある町田康だけど、この頃はほんとうに仕事がなく貧乏で、酒ばっかり飲んで暮らしていたようだ。
言葉のあちらこちらに、尖ったギザギザがあり、キレイゴトで覆い隠されている世の中を全然違う角度からその覆いを剥がしてみせるような言葉がごろごろと転がっていて、とても痛快で、ゲラゲラ笑ってしまう。

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へらへらぼっちゃん / 町田康

音楽とは沸騰。
なるほど、と思い立って、町蔵としてのデビュー作であるINUの『メシ食うな』を聴いてみた。確かに沸騰している。っていうか、沸騰を通り越して煮えたぎっている。
高校生の頃に初めて聴いたときは、テンションの高さにはぶっ飛んだけどさすがにこの世界観にはついていけない、と思った記憶がある。先日亡くなられたミチロウさんも同じような印象でのめりこむところまではいかなかった。
その印象は今も変わらないのだけれど、「沸騰」というキーワードをあてはめてみると、町田町蔵の演っていたことと町田康のやっていることはまったく同じなのだということが見えてくる。

音楽も文学も、ただの分類ではありませんか。
なにがなにを支配するということではなく、ひとつの命や魂のなかで沸騰しているものは同じなんですよ。


その感じ、なんとなくわかる。
音楽も、文章も、絵も、写真も、何か心の沸騰を置き換えるプロセスなんだろうと思う。
いや、沸騰だけではないかな。
心があったかくなったとか、凍てついたとかも含む、心の温度変化。
そういう温度変化があったときに、その動きの輪郭をもっとちゃんとつかんでみたいという思いが湧いてくる。
それを見える形にする方法のひとつが、音楽であり、文章であり、絵や写真なのかもしれない。

自分自身は、沸騰して煮えたぎっていくタイプではなく、ついつい周りを見渡して落としたりこぼしたりしてないか?ってことの方が気になる性質なだけに、沸騰系の人へは憧れと敬意があります。
それはそれ、持って生まれたキャラクターはなかなか捨てられないし、また捨てる必要もない。
ただ、煮えたぎりはしなくても、心の沸騰はある。
そのことをどうやって伝えようか、という練習を今まで続けてきたのであれば、この先はどういう形に収斂させていくべきなんだろ、ってなことをちょっと思ったりしてみた。
他人の沸騰は、それに触れた人の温度を上げるからね。
心の中の水は、ほっておいたら腐ってしまう。
意識してかき混ぜたり、沸騰させたりしておかないとね。




音楽歳時記シーズン3「立夏」

5月6日が立夏。
そして、ゴールデンウィークも明日でおしまい。
ってか、明日は仕事なんで、個人的には今日がラスト・ゴールデンウィーク。
働き方改革の大号令の元、お休みもしっかり取得しなきゃいけない、ってんで比較的ゆっくり休ませてもらいました。
休みの日は特に遠出することもなく、うららかな初夏の日を、だらだらと、のんびりと。
混んでる日にわざわざ遠出してまで行きたいところもそんなにないしねー。
どこに行っても、どこへも行かなくても、気持ちのいい音楽とビールさえあればそれなりにご機嫌だー(笑)。

と、そんな夏の入り口頃の気候にとってもご機嫌なのが、ニック・ロウのこのアルバム。

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The Rose Of England / Nick Lowe and His Cowboy Outfit

ニック・ロウらしい余裕綽々な感じがなんともいいんだ。
オルガンのポール・キャラックやギターのマーティン・ベルモントらと組んだHis Cowboy Outfitというバンド名義での1985年作品だけど、80年代の録音とは思えないようなオールド・スタイルのロックンロールがご機嫌。
ギターやオルガンの音色はとても馨しい香りがするし、ドラムの音に体温を感じる。
ドキドキワクワクするようなポップなナンバーから、のんびりとのどかなカントリーロック、そして泣き出しそうな笑顔のようなせつないメロディー。
ホットなんだけど、湿度は低くて爽やか。
このさらりとした感じがこの季節っぽいのかな。



音楽から感じられる温度と湿度というのは、聴きたい音をチョイスするときにはとても大事な要素で、なんとなく歳を重ねるごとに湿度の高いものよりさらっとクールなものを好む傾向が強くなってきた気がする。
湿度の高い演奏にあるのが、怒りや熱意や一生懸命さだとすれば、湿度の低い演奏に大事なのは余裕やゆとりなのかもしれません。
青筋張らないゆとり感、バリバリ頑張らないゆるさ。そしてセンス・オブ・ユーモア。
それらが生まれるのは、それなりのキャリアから得た自信のようなもの故だろうか。

些細なことに一喜一憂せず、自分のコンディションを上手にコントロールできるようになれば、余裕やゆとりが生まれ、ユーモアが生まれる。
自己主張を一歩引くことで、かえって客観的に全体を見渡すことができる。
そういう感じが、50過ぎてやっと身についてきたきがする(←遅いって 笑)。

この先、まぁせいぜい30年。
もうあんまりあくせくしたり躍起になったりしたくない気分なんだよなぁー。
若気の至りは横においといて、のんびり気持ちのいいことをしたい。
老け込むというのともまた違う、達観とかとも少し違う、多くを望まずに、でも快いことを見つけて自分の気持ちが喜ぶようにやっていくようなやり方ってあるんじゃないのかなー、って感じ。

願わくば、5月の晴れた爽やかな空みたいに過ごしたいよね、多少のギクシャクやドタバタでさえもスパイスとして捉えられるくらいの感じで。





令和元年 ~A Ray Of Hope~

さて、いよいよあと数時間で新年号。
こうやってじゅうぶんな準備期間を経て元号が変わるというのは、日本中の誰もが初めての経験なんですね。

昭和、平成、令和。
同世代では「3つめの令和が人生最後の元号」みたいに思っている人が多いみたいだけど、新しい天皇だってもう還暦前だし、4つめはじゅうぶんありえる。皇位継承第一位は息子ではなく弟なんだから、ひょっとしたら短い4つめを経て5つめまでだってない話でもない。

元号。改元。
流れていく時間に名前をつけるというのは、時をも司ることができる権力を持った者だけができること。
そういう意味合いを持つ元号制度というのは人民主権の世の中に於いては時代錯誤も甚だしい!というような理屈はそう言われりゃそうだ。
でもなんか元号っていいよな、とふつうに思ったりもするわけで。
なくなってもまるで困りはしないけど、あるほうがいいな。
便宜上西暦が国際社会スタンダードになっているとはいえ、そもそもキリスト教国家でもない日本人が西暦を使うべき必然性はどこにもない。実際、イスラム教国では今もふつうにイスラム暦(ヒジュラ暦)を使っているわけで、あの地域では今はイスラム暦1440年の8月だ。
ヒジュラ暦はマホメットがメッカに遷都した年をスタートとしているので、例えば日本なら、大化の改新を元年とすれば今は1374年だし、戦時に使われていた神武天皇即位紀元ならば2679年となる。僕は国粋主義者でもなんでもないけど、独自の歴史を持つ国の暦としてはありなんじゃないかと思ったりする。神武天皇暦を否定する根拠は、西暦を使う根拠と同じくらいあいまいなものではないかと。

時代に名をつけるということは、権力者だけに許された行為だから、時の編力者を否定するひとたちの間ではしばしば「私年号」が使われたそうだ。
南北朝期の「白鹿」「応治」「至大」 やその終焉のあとに南朝の遺臣が使用したという「天靖」「明応」、江戸幕府のキリスト教弾圧に抵抗する地方のキリシタンの間で使われた「大道」、維新の時代に奥羽越列藩同盟軍の間で使われた「延寿」「大政」、自由民権運動の中で秩父困民党が使用したという「自由自治」などなど。

権力者に抗う行為なだけに私年号というのは危ういものだけど、でも、時代を数えることってもっと自由であったら楽しいのにな、って思う。
例えば、プロ野球ファンなら、日本にはじめてプロリーグができた1936年を元年とする「野球暦」とか、映画好きなら、フランスのリュミエール兄弟が初めて映画を公開した1895年を紀元とするとか。
一般にロックンロールの誕生とされるのはビル・へイリーとヒズコメッツの“Rock Around The Clock”。この発表年の1954年を元年とすると、今年は「ロック暦」65年になるわけですね。
明後日ご命日の清志郎さんにちなんで「忌野68年」とか、究極の個人年号としてはブログ開設を紀元とする「金青13年」とか(笑)。



ハハハ、しょーもないことばっかりゆーてんと音楽を聴こう。

ラスカルズの“A Ray Of Hope”。
令和のRayにこじつけて。
ソウルフルで、あたたかい陽射しに包まれるような名曲です。



いきなり明るく希望に満ちた時代になるとは思えない。
でも、だからといってそんなに悪いことばかりでもない。そもそも否定したり悲観的になったところで何かが良くなるわけでもない。
どんなときでも、一筋の希望の光~A Ray Of Hope~が見えるように、たまにはその光を照らす人であったりできるといいな、と思ったり思わなかったり(笑)。




平成最後の

「平成」という元号もいよいよあと数日。
いろんなとこで「平成最後の」とか「平成を振り返って」みたいな事柄を目にしてきたこの数週間。
なんか振り返ってみよーかとも思ったけど、30年というのはひとまとめに振り返るには正直あまりにも長すぎる。

平成元年になった1989年の1月8日には、僕は下宿で卒論を書いていました。
たまたまだけど、平成最初の新入社員として社会に出たことになったのですよね。
だから、昭和=学生時代、平成=社会に出てからまともな大人になるまで。
はからずも、昭和が「初期」、平成が「中期」、これから始まる令和の時代が、自分の人生の「後期」ってことになるのかなぁ。

そんな平成最後の週末は、学生時代の友人と神戸のメリケンパークでライヴを観てました。
少年ナイフ、Neatbeats、ザ・50回転ズ。
どのバンドも、「初期」の自分を思い起こさせてくれるようなハードでポップな演奏で、ワクワクしたなー。

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「後期」に入っても、まだまだロックンロールにワクワクできそうで、そういう感じにちょっとほっとする。
「中期」の自分が、へこたれず、闇に迷いこまず、こんな感じでやっていけそうだ、と確信できたのは、「初期」にガツンと心にめりこんだロックンロールのおかげだろう。
ゴールデンウィーク?10連休?
関係ないぜ、休みだろーが仕事だろーが、自分は自分の思った感じでやっていくのだよ。
サンキュー、ロックンロール♪


とりあえず、平成デビューのバンド限定での個人的平成No.1ロックンロールはこれだな。
“Vynal Change The World”。





Almost Famous

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「ストーンズ展、行きたかったんですけどねー。開店準備のドタバタで無理やった。」
「いつまでやってたっけ。」
「うーん、ゴールデンウィーク開けくらい?」
「なんか、自分でミックスできるやつがすごい評判ええらしいね。」
「キースのギターとミックのヴォーカルだけ聞くとか、ベースだけ大きくするとか自由に好みでできるらしい。」
「えらいまた、マニアックな。」

「この週末か、神戸のモザイクでフリー・ライヴがあんねん、少年ナイフとか50回転ズ出るんで観にいってこよーかと。去年行ってんけど、海のそばで気持ちよかったでー。」

「あと、フリー・ライヴといえば、おすすめは昭和の日の昭和町のイベント。」
「あ、『どっぷり、昭和町』。」
「ふつーの公園なんやけど、ほんますぐそこで木村が歌ってんの。今年も来るらしい。ザ・たこさんも。」

「こないだ来日してたコートニー・バーネットがすごくよくって。
70年代っぽいシンプルな感じだけど、今っぽくって。」
そう言ってマスターが手元のタブレットをポポンとたたくと、モニターからコートニーさんのファースト・アルバムが流れる。
「ライヴの映像観たけど、もっとギターがラウドでラフで、めっちゃかっこよかったわ。」
「お店始めたら、なかなかライヴとか行きにくくなるんちゃう。」
「いや、どうしても観たいのあったら、お店閉めても行くよ。」
「本日、臨時休業(笑)。」

「ライヴといえば、エド・シーランが来てるね。」
「今年は大物の来日が多いねー。リンゴにクラプトン、ジョン・メイヤー。」
「ジョン・メイヤー、クラプトンのライヴのアンコールで出たらしい。」
「観れた人、ラッキーやな。」
「トッド・ラングレン、リー・リー・ジョーンズ、エエなぁ、どうしようかなぁーと思ってるうちに売り切れてまうんやけど(笑)。」
「観れるうちに観とかんと、いろんな人が亡くなっていくからねー。」
「結果的に伝説のライヴ。」
「プリンスとか、観ときたかったなぁー。」
「ジェイムズ・ブラウン観たで。」
「観ててよかったと思うのは、ロン・ウッドとボ・ディドリー。」
「ウィルコ・ジョンソン・バンドとDr.フィールグッドの対バン。リー・ブリローがまだ生きてた頃。あれ、どこやったかなー、なんとかいうホール、なんていうとこやったかなー。固有名詞が出てけーへん(笑)。歳やな(笑)。」



とある、オープンしたてのバーにて。

音楽の話で盛り上がれるバーがあるって、いいな。
普段、仕事場とかでそーゆー話ってほとんどしないもんなぁ、っていうか、そもそもみんなほんとに音楽聴かないみたいね。
なにして楽しんでるんだろ。
趣味はゴルフ。夜な夜なお姉ちゃん目当てのスナック通い?
つまらんな。まったくくだらない。
そういう大人にはなりたくなかった。
行きつけのバーがある大人、ってのもなんだかちょっと胡散臭いけど(笑)、こういうお店ならありだ。

あ、今頃思い出した。
なんとかいうホール、メルパルク・ホールだ。
新大阪か西中島あたりからめちゃくちゃ歩いた。
おんなじホールで、ポーグスも観たな。ジョー・ストラマーがいっしょにツアー回ってて、アンコールで“ロンドン・コーリング”演って。
あと、自慢できそうなライヴといえば、ボ・ガンボス結成当初の磔磔とか、当時はたった一回きりだと思っていた麗蘭のツアー。
それからやっぱりストーンズ初来日かな。後にブログで知り合うことになるほとんどの音楽仲間はあの場所にいた、っていう点でも象徴的な出来事だったかも。
どれも平成の初めの頃のこと、ここ数年はほとんどそういうとこへ行ってないなー。観たいと思う人のほとんどはもうこの世にいなかったりもするけれど。

まぁ、そんな話はともかく。

とあるバーはこちら。
Almost Famous

音楽と映画が大好きなマスターが迎えてくれる、居心地のよい空間です。





音楽歳時記シーズン3「穀雨」

「こんな甘っちょろいの、女子供の音楽だよな。」
この曲、わたし好きだわ、という彼女に僕はそんなひねくれた返事をした。
あら、それでけっこうよ、わたし女だもの。
理屈ばっかり言ってないで、もっと素直に聴いてみればいいのに。
「なんていうかさ、スピリットを感じないんだよ。心かきむしられるようなブルース臭っていうか、そーゆーのがさ。よくできた作りものっぽいんだよ。」
ふーん、あなたの好きだっていうロックにだって、作りものみたいなのはたくさんあると思うけど。
どうせ作りものなら、甘くてきれいなほうが素敵じゃない。
「甘くてきれいなだけで人生渡っていけるならそれでもいいんだろうけどさ、そうはいかないだろ。」
そう?わたしは甘くてきれいなまま大人になれるわよ。
あなたは苦くて汚れた大人になりたいの?あんなふうになりたくないっていつも言ってるくせに。
「ん、、、いや、そういうことじゃなくって。」
ま、どっちでもいいんだけど。でも、この曲の美しさに耳を開こうとしないなんて、かわいそうな人ね。
そう言って彼女は洗濯物を取り込みはじめる。
僕はタバコに火をつける。
外で吸ってくれない?洗濯物ににおいがついちゃう。

すれ違い。

今思えば、きっと最初からすれ違っていたんだと思う。
何かが、決定的に。

春が来て、僕たちはお別れをすることになった。

あの日ラジオから鳴っていたのは、エリック・カルメンの古いヒット曲だった。
Never Gonna Fall In Love Again”。

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The Best Of Eric Carmen / Eric Carmen

今ならよくわかるよ。
子供だったのは僕だ。
つまらない意地を張っていた。
でも、あの頃の僕は、つまらない意地にしがみつくよりほかにどうすればいいのか、何にもわかってはいなかったんだ。

節季は穀雨。
穏やかな季節に思い出すのは、ほろ苦くて甘酸っぱいことばかり。





Appendix

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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